社会はわくわく

社会科見学の目的が分からないまま、大人になりました。
アイス工場のアイスができるまで、水道の水が飲料になるまで、老人ホームですポータブルトイレを洗いまくって、掃除したことも、何も面白くなくて、何の意味があるのかどう思った小学生、中学生でした。

これまで、そこで作られていること、何をしているのか、何ができるのか、全部がものや、ことに関する行動を見ていることがこれまででした。
この見方だと、できたもの、やっていることのもの、ことという消費されていくもののモノに意識が向いているのです。
その先が好きなもの、関心のあるものだと嬉しい、楽しみが在るかもしれないと感じられます。

社会って、そういう一面もあるけれど、一般的に言われる社会は、社会を成り立たせるためにめ がんばっている人の働きかたを知る、そのうえでその方法や、手段を、できるまでの過程のいろはに興味、関心、または目的を持てるものがあるか、という意味です。
この時点で社会を見ると、技術、道具を活かして、何かを提供して誰かにとっての利益、嬉しさや喜びに繋がっているかどうか、という話になります。
誰かの喜びが、結局それで自分も満たされる快感があるからやっているのです。全部が相手のためで、自分にリターンがゼロ、またはマイナスになることを望んでやる人は少ないのではないでしょうか。
準備、過程に専門性を持つくらいに直接関わる人が大人として成熟しているように感じました。
社会って、いろんな大人がそれぞれ頭をフル回転させながらめちゃくちゃ集中して頑張って、何かをしている世界だと見れたら、それはすごくワクワクします。

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