人生のバランス感覚を磨く

改めて、人生の要領がよくなりたいな、と感じたので振り返ってみます。
社会人の頃は、ワークライフバランスと言われつつも、独身者であったため、ワークライフバランスは家事育児、または介護と仕事といった複数の生活における必要で家庭での責任が大きい人よりも、仕事の比重が大きく、隙間時間でやりたいことをやる、ストレスが大きくなったら呑み行くことが多かったです。時折残業のほかに、休みの日にも自分の時間を使って仕事で必要な活動をすることもありました。それを自己研鑽と呼ばれているのですから、ばからしいと感じる時もありました。職場にとって役立つことであって、スキルに活かされるか、と言えば、業務が過重であるために自分の時間を使わないといけないだけでした。
残業することになっても、帰って1人なら、プラス誰かのお世話をする必要はないので、効率のバランスを多少自分の時間を犠牲にしても問題ないことと、人手が足りていない状況が常態化しており、上の方が変革してくれないことで、結局は自身が潰れてしまいました。
一つは、変化はすぐには訪れません。誰かの犠牲のもとで成り立っていることに、会社が甘んじて乗っかっている場合もあります。
仕事でどこまで背負うかについても、任されることが増える、かつ内容の責任そのものもどんどん大きくなってくることに関して、見直して見ることや、誰かが相談に乗ってくれるわけではないので、自分でラインを決めること、自分からもっと強く上の人に交渉することが必要だったと今振り返ると感じるところがあります。
自分自身の行動で、結局はもっとできる部分があったというわけです。
その職場を辞めたことに関しては、後悔はありません。

1回目の大学生の頃は、講義、試験、実習に、国家試験の学習とアルバイトをやっていましたが、4年生の代になると就活もありバイトはせずに仕送りで過ごしていました。アルバイトに比重を置いて生活費を自分で稼がないといけない立場でなかったことは、結局自分で稼がずに、それは親が代わりに働いて負担してくれていたことだったので、恵まれていました。大学中にうまく稼ぎながら大学で勉強する方も一部いらっしゃいますが、その方は能力が高い特別な方です。奨学金を借りて、大学中は勉強に集中しながら、アルバイトで生活費を稼ぐ同級生もいたので、親が負担するか、借金を背負うかの2択が大部分です。
また、大学の学習も、講義が時間割として何限にこの講義がある、ということは大学側から決められていることでした。卒業論文に入ったとしても、担当教員が定期的に内容指導を行ってくれるため、ある程度はスケジュールを把握さえして、あとは試験が近くなれば集中して試験勉強をすれば良いのです。
純粋に学ぶことに対して、背負うものなく集中できる環境にあったことのありがたみを当時はあまり実感できていませんでした。

2回目の大学生として、自分が学びたいことを専攻し、通信制の大学に編入して、8ヶ月目になりました。
仕事の時と、また1回目の大学の時とどちらも状況が違うので、なんとかやっています。仕事をしながら大学に通うかたもいますが、その方の両立は凄いと感じています。
今年度修得した単位を今一度計算して、卒業予定期間と逆算してみました。最長7年間籍をおくことができて、卒業も人それぞれです。最短では2年で卒業できるとのことですが、未経験の分野で2年は今の私のスキルでは難しいので、3年を予定しています。
講義によっては、教員が直接講義する方式ではなくて、自主での取り組みで制作して、制作物を期限に出す科目があり、要領が少し分かってきたところです。
今まで取り組んできたやり方とは違い、常にタスクが背中に乗っている状態です。
何に、どのくらい時間がかかるのか、コツコツとやっていくものに関して、一度に集中して時間をまとめてかけるものもあれば、反対に短時間をコツコツ積み上げて制作していくものもあります。
得意・不得意なやり方で取り組まないといけないものもあるので、慣れずに抵抗感を覚えるものもあります。

専攻しているものを一つ集中していると、他のものに集中できず、マルチタスクをタスクごとに集中を切り替えることが難しいです。専攻の制作に関しても、まだ慣れているわけではないので、そこも課題です。
最近は絵を描く人の動画を見て、1日をどのように使っているか、時間の使い方を勉強中です。
朝型でも、夜型でも、どちらでもいいのですが、よくないのはそれを行ったり来たりして、気分で時間の使い方が変わってしまうことだと感じます。
なぜなら、切り替えの時に時間調整のための時間を設けないといけないため、体も頭も適応させることに体力を使うからです。
何事も真似して取り入れて試してみて、自分に合うペースを見つけていかないといけないです。
私は変化が苦手なので、短期間で適応させることに対して敏感なタイプです。
一つ一つが習得するまでに時間がかかるのですが、身につくと早く活用できて、かつ深く学ぶことができる利点もあります。
優先順位を明らかにしたので、指針を定めて決断に優柔不断にならないように意識していきたいです。

短期間のことから長期的なことまで、決断することが多いのですが、質を求めつつ、スピードを追求していく意識と取り組みは常に持っておくことが必要です。
締切や、自分のノルマに対する見方をもっとシビアに捉えていくことが今もっと大切なことです。

これは、自分のマネジメント力を磨くことにつながってきます。
色んな世界を体験できること、視野に関しての位置を変換できる引き出しが増えていくことは自分にとっての財産になります。
自分で自分を裏切ることにならないノルマ設定ができているか、また、質を求めすぎて怯んでしまい、余計に時間を欠けて満足していないかという自分の傾向を知っていくこと、体調の波もあるので、その波をうまく乗りこなせるように体のメンテナンスも大事にしていきたいです。100%万能人間にはどうやっても慣れないので、自分の最適を見つけていたいです。

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