見出し画像

本の棚 #81 『7つの習慣ー第6の習慣 シナジーを創り出すー』

『7つの習慣ー第6の習慣 シナジーを創り出すー』
スティーブン・コヴィー

第4章での「成熟さ」についての一節

成熟さとは勇気と思いやりのバランスである。
相手を理解するには、思いやりが要る。
そして自分を理解してもらうには、勇気が要る。

まずは相手を思いやる心。

嫌味を言ってくるあの人に対して

「なんなんだ!むかつく!」と反応的にならず

「なにか嫌なことがあったのだろうか」

と考えること。

そして理解してもらうための要素である「勇気」

自分をさらけ出さなければ、

相手からは理解してもらうことなどできない。

さらけ出すことは勇気がいる。

そんなことは無理だっていう人もいるかもしれない。

けれども、本章で語られるシナジーを生み出すには

その勇気が必要になってくる。

次の「相互依存」という状態にすすもう。

−−−−−−−−−−−−−−

シナジーの本質は、お互いの違いを認め、尊重し、自分の強みを伸ばし、弱いところを補うことである

これは自然界で頻繁に見られる。

例えば二種類の植物を隣り合わせて植えると

一種類だけ植えた場合よりもよく育つ場合がある。

二本の木材を重ねれば、一本ずつで支えられる重量の和よりもはるかに重いものを支えられる。

1+1=3となることがたくさん存在するのだ。

それはぼくらにも言えることではないか?

一人で仕事をするよりも二人、三人となったほうが

全体として大きな成果が出せる。

ドラッカーも「弱みに目を向けるものをマネージャーにしてはいけない」と言っていた。

人の強みを見出して、最大限発揮させて

弱みを効果的に消すことを考える。

しかし人は弱い、そして他人の弱みが好物だ。

これまでの習慣を身につけて、

自分のフィルター、パラダイムを自覚しなければ

悪魔の囁きによってあちら側へと導かれる。

それぞれが最初に出した案よりも良い第3の案

私の案か、あなたの案か

二者択一のパラダイムに陥ると

互いの違い、特に欠点に目を向ける。

その欠点を補うのではなく、ただ責める。

それは私の案を通すため、つまりWin-Loseだ。

そうではなく互いの違いを尊重して

長所や優れた点に目を向けて磨きをかける。

欠点を補う方法を模索して、

最高の第3の案を探し出すことに力を注ぐ。

どちらの関係性があなたの目指すべき道か。

そのための視点をもって行動しているか。

ここまでの第1~5の習慣を何度読み直してもいい、

そして身につくまで実践を続けよう。


−−−−−−−−−−−−−−

#読書 #推薦図書 #新入社員 #相乗効果

#経営者 #相互作用 #シナジー #コヴィー

この記事が参加している募集

サポート頂いた分は全て書籍代として本屋さんに還元します!