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本の棚 #144 『2025年を制覇する破壊的企業』

「ここは2025年12月12日、アフターコロナの日常世界」

Googleがzoom社を買収し

週1回の通勤にはテスラ社が開発した

ロボタクシーを使用する。

出張時にはアップルホテルに宿泊する、

空調、照明、音楽などが

すべてパーソナライズされた空間。

自宅はアマゾン不動産がてがける

アマゾンマンションで、想像どおりの

フルスペックサービスだ。

著者の描く2025年は、すぐそこだ。

初めてドラえもんを見たときのような感動はなく

すぐに手の届くところに、いや、

すでに手が届いている。

それを牽引しているのは

Google、Amazon、テスラなど

世界最先端11社である。

2035年とか2050年とかではなく

ほんの数年後の未来、あっという間だ。

だからこそ、読んでおくべきかもしれない。

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ロビンフッド

この企業が証券業界初の売買手数料0で

投資が当たり前の世界をつくる。

スマホ専用のサービスというのが特徴で

これまでの業界の常識「売買手数料の発生」

まさかこれをぶっ壊すとは。

じゃあどこで収益をあげるの?という質問には

自分で考えてみよう、とさせて頂く。

このように収益をあげるポイントをずらす

というのはあらゆる業界で起きている。

そしてこれからも続発する。

クラウドストライク

1億総テレワーク社会のトリガーになる。

テレワークの企業側のネックとして

情報漏えい、ハッキングなどの

セキュリティ面があげられることは多い。

クラウドストライクは

エンドポイントのデバイスを常にクラウドからチェックしてセキュリティを担保する

という発想を、実現してしまった。

詳細はよくわからないけれども

会社に集まる、ということの目的が

テレワークによって見直される時代。

集まることは否定しないし

集まって直接やりとりしたほうが

効果的なこともあるだろう。

しかし、どこでも働けるというのは

企業活動の上では重要視されるポイントに

なってくるのではないか。


「売れない」は失敗ではなくなる

体験型店舗であるb8taの日本上陸は

衝撃的だった。

売らない店舗、というものが成り立つ。

オンラインとオフラインの境界線が

なくなっていく流れの中では当然か。

収益のポイントをずらすという意味でも

この「売れない」は失敗ではなくなるという視点は

実店舗をもつ小売業にとっては

早めに対応していかなければならない課題だ。

旧態依然、「ネットに(お客様を)とられた」

と文句をいっているようではもうサヨナラだ。

サブスクリプションが合わない業界

ハードが時間の経過とともに劣化する、

摩耗する業界ではサブスクは難しいそうだ。

例えば不動産、自動車、家具…

しかし上記のビジネスであっても

やり方次第ではサブスクに対応することは

できるはず、すでにそういう企業はある。

むしろ「合わない」とされているからこそ

チャレンジしてうまくいけば

他の企業は参入しづらいとも考えられる。


常に学び「タグ」を増やし、掛け算する

著者のおすすめスキルは

英語
ファイナンス
データサイエンス
プログラミング
ビジネスモデルが読める

自分のスキルってなんだろう?

仕事として学べるものの範囲は狭く

自分からとりにいかなければ

学びのタグは増えていかない。

ここからの学びのアンテナをはりめぐらせて

常に自分をアップデートしていくことで

5年後、10年後にもイキイキと生きていける。

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#読書 #推薦図書 #未来 #創造的破壊

#仕事消滅 #転職 #山本康正

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