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【アート】脳で絵画を見てみると。。。。

今日は芸術鑑賞について。2分程で読める記事です。

日経新聞に「脳で見る絵画」
というコラムがあった。
脳は絵画をどの捉えているのか。
美術史と科学で読み解くというシリーズ。

我々は絵画を見るとき、
日本人は特にその傾向があるけれど、
まずは絵の横の解説を読む。
何年に描かれ、タイトル、そして解説があると
まずそれを読んで、背景や意味をとらえます。
それを頭に入れた上で、絵画を見ています。

人は、網膜から受け入れた外界の光信号を電気信号に変換し、視神経回路で一連の情報処理を行い、外界のイメージを脳内に表象して認知する。だが、脳はこのように自動的に見るだけではなく、想像力を駆使して、積極的に見たいものを見に行く傾向がある。

脳で見る絵画   美術史家 小佐野重利氏

この文章を読んで、川内 有緒さんの
目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を思い出しました。

本のネタバレはしたくないのですが、
白鳥さんは目が見えません。
白鳥さんとアートを見にいくときは
どんな絵画が描かれているのか、
どんな作品が作られているのかを
数人で対話をしていくのですが、
言語化すること、そして白鳥さんとの対話を通じてわかってくるのは
やはり我々は自分の経験や知識から絵画を見て解釈している。。。
「見たいものを見ている」
です。
そして対話をしていると、なんでそう見えたんだろう?と
あたまの中で色々色々考えます。

シャガール、何が見えますか?
マティス 何故あたまに緑色の羽なのだろうか。。。

かの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチは、想像力を保つため
画家に岩や壁のシミから人物や風景を読み取る
訓練をすすめていたそうです。
人間が見たいものを見にいく傾向があるとすれば
この様な訓練はとても有意義ですね。

ロダン・どんな人々に見えますか?

私たちも、絵画を見るとき、
どうしてもその絵を見るときに
色々情報を入れたがってしまいますが、
時にタイトルも解説も読まず、
中の絵が何を表そうとしているのか、
何故その形なのか、その色なのか、
感性ではない、脳を働かせながら鑑賞をするのも
想像力と言語化の訓練
になる
そう思った新聞の記事でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
芸術の秋、美術鑑賞も良いですね。



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