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心から燃える想いが未来を切り拓く‐商品開発のスキルとは?

商品開発のスキルとして何が必要なのか?

私はメーカーで商品開発&ブランディングに長く従事しています。
「商品開発に必要なスキルは何ですか?」
とチームに聞かれることも多々。
商品開発において成功するためには、
さまざまなスキルが求められます。
市場調査、ターゲットのインサイトを探る力、
データを読み解く能力、仮説を立て検証する力・・・・。
しかし、私がチームにいつも問うているものは、
これらのスキル以上に重要な要素です。
それは「情熱」
昭和的な話と思われるかもしれませんが、
私の30年近い経験から、
最終的にプロジェクトの成否を分けるのは
この「情熱」だと確信しています。

池さんのnote記事にもそんな内容がありました。
拝見させていただいた時、
そこに”あなたの情熱”はあるのか?と強く感じた記事でした。

情熱の力

どんなに完璧なプレゼンテーションを作り上げても、
どれほど緻密なデータを揃えても、
最終的にはブランド担当者や開発者自身が
その商品についてどれだけ情熱を持っているかが重要。
情熱はただの感情ではありません。
それは商品開発プロセスにおいて困難を乗り越え、
批判を受けても前に進む力であり、アイデアを実現するための原動力です。

孤独な戦い

商品開発は孤独な戦いです。
「それって、本当に必要なの?」「ターゲットってそう感じているの?」「独りよがりなんじゃないの?」
社内では数々の批判の矢は常に飛び交います。
これらの疑問や批判に対して、
ただ正面から立ち向かうだけでなく、
一つ一つ答えていくたびに、それを糧にして
さらに強い「やりたい」という気持ちが育くまれる
のです。

批判を力に変える

担当者は批判されるほどに、
”やりたい”という思いが強くならなくてはなりません。
商品開発の過程では、多くの否定的な意見や逆風が待ち受けています。
しかし、情熱を持っている開発者は、
これらの困難を乗り越え、逆にそれを力に変えることができる
んです。
情熱は、どんな困難も乗り越えるためのエネルギーを与えてくれるのです。

最後のプレゼンテーション

最終的に営業さんやお客様にプレゼンテーションを行うとき、
その商品の良さをどれだけ熱く語れるかが成功のカギ。
プレゼンテーションの技術や資料の完成度も重要ですが、
何よりもその商品に対する担当者の情熱が伝わるかどうかがポイントです。情熱が込められたプレゼンテーションは、
聞き手の心を動かし、共感を呼びます。
情熱という価値観は、一見すると古臭く、
昭和的なものと思われるかもしれません。
しかし、私の経験から言えるのは、
どの時代においても結局は人の心が動くのは
調査やエビデンスのようなデータではなく、情熱
なんです。
デジタル化が進み、
データドリブンなアプローチが求められる現代においても、
人の心を動かし、信頼を勝ち取るためには結局最後は情熱なのです。

情熱を持つための方法

では、どのようにして情熱を持ち続けることができるのでしょうか?
情熱は自然に湧き上がるものではなく、育てるもの。
以下に、情熱を持ち続けるための方法をいくつか紹介します。

1. 自分の「なぜ」を見つける

なぜその商品を作りたいのか、
なぜそのアイデアにこだわるのかという
自分自身の「なぜ」を明確にすることが重要です。
この「なぜ」を持つことで、
困難な状況に直面してもブレずに進むことができます。

2. 周囲のサポートを得る

情熱を持ち続けるためには、周囲のサポートも重要です。
共感してくれる仲間は絶対必ずいます。
その共感してくれる人や理解者を見つけ、
一緒に取り組むことで、モチベーションを維持しやすくなります。

3. 小さな成功体験を積む

大きな目標に向かって進む中で、
開発項目の一つひとつの小さな成功体験を積み重ねること
情熱を維持する助けとなります。
小さな成果を喜び、次のステップへ繋げていけるのです。

4. 振り返りと反省を行う

定期的に自分の進捗を振り返り、
反省することで、情熱の源を再確認することができます

何がうまくいっているのか、
社内で反対されているには何が原因なのかを見つけ出し、
それを改善することで、情熱をさらに強固に新たにすることができます。

まとめ

商品開発に必要なスキルは多岐にわたります。
でも絶対に重要なのは「情熱」。
どんなに優れたスキルを持っていても、
情熱がなければ本当に良い商品を生み出すことはできません

私は今日もチームに
「あなたは何でこれをやりたいの?」と
何度も何度も深ぼって問いていきます。
そのやり取りが彼らの情熱をさらに強くすることを
心に信じながら。

そこに”あなたの情熱”はあるのか?
あのCMはかなり深いところで、
それを問いていますよ!

池さん、とても興味深い記事をありがとうございます。
私の開発への気持ちがむくむく沸いてきました~。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
誰かの心に少し残れば、心躍るほどうれしいです!



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