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「元気」や「勇気」は自分で出す

以前から気になっていることがあります。それは、テレビ番組のコメントやインタビューで、よく耳にする「元気をもらった」や「勇気をもらった」という言葉。

もちろん、悪意や他人任せの気持ちは無く、良い表現だと思って使っている人が多いと思うのですが、「元気」や「勇気」は、他人からもらえるものなのでしょうか?

病気を克服した人の話や、どん底の人生から大逆転で成功した人の話など、感動的な話を聞いて、自分も頑張ろうと思うのは、「元気」や「勇気」をもらったからではなく、自分で「元気」になり、自分で「勇気」を出しているのです。感動的な話は、そのキッカケでしかありません。

そもそも「元気」とは、「元の気」つまり「元の氣(エネルギー)に戻る」ことをいいます。病気や陰気、狂気の状態にある氣(エネルギー)を、元の状態に戻して、健気や陽気、正気になるのが、「元気になる」ということです。

コロナ自粛や生活の変化で気分が落ち込んだり、気力が無いと感じている人は、元氣になるために氣の源である丹田(下腹部)を温めるようにしてください。気温の変化やエアコンのせいで、丹田が冷えて氣の巡りが悪くなっているのかもしれません。

「勇気」も、他人からもらえるわけではありません。未知の領域に一歩踏み出して、前進するためには、自分の意志で足を前に踏み出す必要があります。誰かに背中を押されたり、手を引っ張られたりして一歩踏み出せたとしても、そこから前に進むためには自分の意志で歩き続けなけれなりません。「勇気」は自分で奮い立たせるしかないのです。

自分で「元気」や「勇気」を出すのは難しいと思う人は、神様やご先祖様に相談してみると良いでしょう。神様やご先祖様から「元気」や「勇気」をもらえるわけではありませんが、あなたが「元気」になり、「勇気」を出せるように、導いてもらえます。あくまでも自力本願ですが、あなたを助けてくれる人に出会ったり、立ち往生しているあなたに迂回するための新しい道を教えてくれたり、きっと、あなたが幸せになるように導いてくださいます。

いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口 哲也


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