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時代を耕した人たちと耕してきた人たち
命の時間には限りがある。
80代以上がかなりの割合を占める地域は、あと5年、10年で集落作業で維持することさえもしんどくなる。
そしてその世代を支える世代も今は若者と言われるけれど、同じように年をとり、体力も衰えてくる。今だから支えあいながら、集落運営ができる。
親がいるから、その介護で今いる親族もいる。親が旅立てば、そこに住む理由もなくなる。
温暖化が進む昨今、天災もこれまでと違った形で猛威を振る可能性もある。
今年、来年、そして次の年、脈々と変わっていく。これもこれから当たり前ではなくなる。
この5年、10年で種まきをしなければ、その土地は朽ちていく。
畑で例えると、
今そこの土地に住む人・関わる人は、
草刈で維持することだけに専念することも選べるし、
何もしないことも、
種をまくことも選ぶこともできる。
この地域が魅力的になる花は何なのか分からなければ、種をまかなければ何かを得ることはできない。
しかし種を撒くためにも、草刈などの維持活動もしておかなければいけない。
例え話ではありますが、
草刈は希望であり、種まきは夢である。
次世代への希望を託すため取組み。
次世代が夢を持つための取組み。
僕らは時間の使い方と働き方、そもそも生き方を変えないと今よりも大変な時代がくる。
しかし僕たちは今の生活でいることを選びがち。
昔はどのような時代だったのだろうか。
何もない土地を耕し、家を建て、生きるための食べ物をつくり、文化を継承し、生活を広げていった。
何もない土地に村をつくるというのは相当な力がいるし、団結力もいる。そして希望や夢もあるのかもしれない。
そんな時代を積み重ねて、賑やかな地域を育てました。
しかし今はそうではない地域がふえています。
昔あったけど、今薄れたものは『思想』だと感じます。
『思想』
地域住民の思想
互いの思想が共有されていたからこそ、『地域のために』という言葉を旗印に暮らしていたのではないかと感じます。
今はそうではない。
個の時代へなっていったんでしょうね。
今ある地域は昔よりも便利な地域のインフラになりました。便利な商品も購入して使うことができるようになりました。
しかし、だけれどもこの地域では生活することはできない。
だからどんどん地域の人は地元から流出していき、そして戻ってくることも無くなってきました。
それが今。
今の世界を理解して、未来を描くのも大切です。
しかし今をより良く感度高く感じ取り、より良く未来を描くためにも、過去の歴史を知るのはとても大切だと感じています。
結構これがないがしろなんですよね。
未来のストーリーを設定し、創り上げていくことは時間を要します。
しかし過去のストーリーを語るのは情報収集すれば比較的すぐにできます。
ストーリーはとても大切ですよね。
時間は命です。
ストーリーは命の物語です。
生きてきた証。
だから人の心を動かす原動力になりえます。
そのストーリーを今の時代の誰に対して合わせるのか。
それを決めて脚本を書く。
あとはその脚本は今インターネットを通じて世界の人が見れるような時代になりました。
しかしこのような種まきも「やる」と決めなければ、成果は実りません。
そんなことにお悩みの方や地域の方がいましたらお気軽にご相談くださいませ。
そんな取り組みの仕事も今後始めていきます。
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