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子育てママ おじいちゃんの存在をフト感じた瞬間。

一緒に暮らしていたおじいちゃんが
亡くなったのは確か高3の10月だった。

もう20年以上が経つことになる。

ルーズソックスを履いていた
女子高生のわたしは
いまや4人の子どものお母さんへと
変化している。

なかなかの時間が過ぎていた。


そんな長い年月のなかで
「おじいちゃん」の存在を
強く感じることが少なくなっていた。



けれど、

最近
「おじいちゃん」の存在を
ものすごく感じる出来事があった。



それは、
カラダが硬いのをなんとかしたくて
やり始めたストレッチがきっかけだ。


7歳からおじいちゃんとの同居が始まり
わたしたちは
約10年間一緒の時間を過ごしていた。


いつも元気いっぱいの
おじいちゃんの日課は
朝起きてすぐストレッチだった。


小さいながらに
「何で起きてすぐ体操してるの?」と
疑問をもっていたのを思い出す。


今では
40歳のわたしも
起きてすぐ子どもたちが目を覚ます前に
ストレッチをはじめて
1か月が経過していた。

▼スタートが寝た状態なのでやりやすい



「あっ、これおじいちゃんと一緒だ!」
「朝からストレッチって気持ちいいよね!」
「おじいちゃんの気持ちがやっとわかった~」

心のなかで
次から次へと言葉が浮かんできた。


ニッコリ笑うと
目が細くなるおじいちゃんの懐かしい顔が
瞼の裏にイメージ出来て
何とも幸せな気持ちになる。



そして、
そこからわたしのなかに
「おじいちゃん」の存在を感じるものが
まだあることに気が付くのだ。



本が好き
テレビよりラジオ派
メモをいつも書き留めている
日記をつけている
愛車は自転車
ごちゃごちゃうるさい環境が苦手


わたしとおじいちゃんの
共通しているところがたくさんあった。

おじいちゃんとの接点なんて
そんなにないと思って生きていたけれど

なかなかわたしを構築するなかで
必要なパーツがたくさん出てきて驚いた。



きっとおじいちゃんも
空の上からわたしの成長を目にして
孫のひとりが自分と好きなものが一緒で
面白がってみていたに違いない。


ストレッチをするたび
好きな本のページを開くたび
今日の出来事を文字に残すたび
子どもたちの送迎をするたび

今日からまた
「おじいちゃん」を感じることになる。


ひとりで
なんだか頑張っているような気がしたけれど

わたしは
おじいちゃんをはじめとする
たくさんのご先祖様に見守られている。

そんなことを大発見して
魂が震えて涙があふれてきたのであった。


夫や
4人の子どもたちに
直接会わせることはできなかったけれど

きっと見ていてくれているのを感じた。

もうすぐ夏休み

おじいちゃんと一緒に住んでいた
大好きな自宅に戻って
家族みんなで過ごすのが
今からとっても楽しみだ。



おじいちゃん、
これからもよろしくね!

硬いカラダが少しずつほぐれてきたよ。

いつも見守っていてくれてありがとう。



やっぱり気づいたこと
そのままにしないで
文字にする・文字に残すって
最高のセルフケアなのかもしれない。

窓から見える夏の空が
とーっても気持ちがいい。

最高だ。

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