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コロナ禍での日本文化の変化

コロナ禍により世界中で、変化のスピードが速くなっている、と感じているが、私個人にとって日本文化の一部も、コロナ前からもちろん芳しくなかったかもしれないが、コロナ禍の影響も大きく受け、変化が求められている、と感じる。

その一つが上記記事にある、瓶入りの牛乳やミルクコーヒー(これ、コーヒーミルクかミルクコーヒー、どっち?っていつも思うけど)。銭湯や温泉でよく見るやつです。

3月末で牛乳やミルクコーヒーなどすべての瓶入り飲料の製造・販売を終了する。4月以降は紙パックに切り替える。瓶入り飲料は公衆浴場や宅配向けが中心だったが、公衆浴場の減少や持ち運びしにくいなどの理由で販売が低迷している。

個人的にはこのビジネスモデル(ガラス瓶が最適かはわかりませんが)は、今流行りの、所謂環境保全なりSDG/ESGに沿った考えになっているのでは、と思っていました。コストや販売が見合わないことにはどうにもなりませんし、後継は紙パックということで、環境保全面でプラスチック使用を増加させるわけではなさそうです。少なくとも銭湯や温泉での瓶入りの飲み物がなくなる、という日本文化が変わることは間違いなさそう。

また日本のユース文化の中に大きな存在感のあったゲーセン。子供から大人までよく行っていたような気がしますが、最近はスマホゲームへシェアを取られている流れと、コロナ禍による機械の接触を減らしたいという考えや物理的なお出かけも減少もあり、上記記事のように閉店が相次いでいる模様。

ゲーセンが『最新』という時代は終わりました。昔はゲーセンに行けば『最新』があり、そこでプレイする必要性がありました。でも今は、家庭用ゲーム機が高性能であることはもちろん、ネットの発達でオンライン対戦もできる。行く必要性がないんですよ。…ゲーセンは操作方法が難しかったり、上級者に合わせた難易度のゲームが多くなったと感じます。初心者には敷居が高いんですよ。もはやゲーセンは大衆的なものではなくマニア向けです。

モバイルゲームはコスパが良いという側面以外にも、ゲーセンという物理的な場所でゲームをやる、というターゲット顧客への戦略もどんどん細分化されている、ということもあるみたいです。

以前の投稿にも書いたように、コロナ禍において飲食やエンターテインメントなどへの負の影響も大きく、その業界で働いていた優秀な方々は日本以外で活躍されるかも、と思う一方で、今回のような日本文化の変化はどっかに物理的に残るものではないので、少し哀愁を感じます。


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