サイバー攻撃に少し麻痺しているような

サイバー攻撃が多発している中で、我々が『プライバシーポリシー』に賛同しながら提供した個人情報や攻撃された先の企業の機密情報が、結局はサイバー上で、一部漏れている。この現実は多くニュースで流れているが、あまりにも漏れている情報量や企業数が多すぎて、『あ、またか』ぐらいで終わってしまう方もいるかと。

特に上記ビデオや記事のように、製造業とかに限らず、カプコンなどのゲーム会社や日本をリードするIT大手(Yahoo Japan!)も、不正アクセスを受けたり、マルウエアというウイルスに感染して、情報が漏洩した、など。

これからより多くの企業がVPNなどを活用し、どれだけ在宅勤務ができるか、また社内をDX(デジタルトランスフォーメーション)としてITやWeb・アプリを駆使した形になっていくにもかかわらず、国内や海外からのマルウエア感染を通じたサイバー攻撃や情報漏洩に、あまり敏感になってないのでは、とも思います。(下記に様々な過去の被害例もあります)

勿論対処法は、優秀なIT人材を多く育成し、強いサイバーセキュリティを作り、維持できるだけのインセンティブを企業内でも、またセキュリティ会社でも保ち続ける必要があり。要するにサイバーセキュリティを新卒の多くがやりたい、と思う花形の仕事にしないとね、ということです。(でも現状、そこまでなっていないのだから、難しさも多くあるのでしょう)

そして上記記事によると、サイバー攻撃というのは、企業や個人を狙ってくるようなものだけに限らず、(なんとなく分かってはいたものの)組織的にやっている可能性もかなりあるようです。特に世界最大の消費市場となっている中国に進出したい海外企業は多く、中国では指定の税務ソフトをインストールするとスパイウエアの直ぐにインストールされてしまうため、防ぎようがない、とも言えます。

「中国に進出したドイツ企業はゴールデンスパイによってひそかに探られている可能性がある」。ゴールデンスパイとは、米国の情報セキュリティー会社、トラストウエーブ社が発見したスパイウエアだ。中国で活動する企業に導入が義務づけられている税務ソフトをインストールすると、このスパイウエアが知らぬ間に入り込み、第三者にシステムを操られてしまう恐れがある。

サイバー攻撃は容易に国を超えて、今までの物理的な攻撃・戦争を超えた、人間には直ぐに見えない、また被害も分かりにくい世界での争いへとなってしまう可能性もあり、意識を挙げようにも、モニタリングをしようにも、難易度がかなり高いように感じます。何が解決策なんでしょうね。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?