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2023年の一大イベントから考える

2022年も2/3が終わり

2022年も既に2/3程度が終了しました。早いですね!
日本国内の2022年での大きなイベントであった参議院選挙は、安倍首相殺害という誰もが予想だにしなかった事件を除けば、結果はそれなり『想定通り』であったかと思います。

また先日は内閣改造もあり、それに伴い自民党人事の変更もありました。では、2023年に注目されているイベントは?

23年4月に予定されている、日銀総裁人事

前職・現職の日銀副総裁が次期総裁候補?

総裁は、財務省OB(元財務官)の黒田東彦氏が10年務めた後になるため、日銀出身者になる可能性が指摘される。名前が挙がるのは雨宮正佳副総裁とその前任、中曽宏大和総研理事長だ。雨宮氏は異次元金融緩和をはじめ過去四半世紀の金融政策の設計に深くかかわった。政界や官界の人脈も豊富だ。一方、金融システムや市場の危機管理の経験が長いのが中曽氏。

日経電子版

この日銀総裁人事が重要な理由は、アベノミクスの第一の矢の金融緩和を大きく推進し、黒田バズーカと言われた黒田総裁からの、金融面での変更・修正があるのでは?という思惑からだろう。

次期総裁の考えで為替に影響が?

足元の円安にみられる為替は、勿論日銀の金融政策の影響を受けているわけで、確かに次期総裁の意向や考えは重要な要素であると思われます。ですので、上記高橋洋一さんの動画にあるように、日本円の為替が大きく振れる可能性が日本側の要因であるとしたら、それは日銀総裁人事である、というのも一理あります。

次期総裁の考え一つで、金融政策そんなに変わる?

一方で日銀もこれまでインフレが恒常的に年率2%を超えてくるレベルになるまで、金融緩和を継続する、と黒田総裁が言ってきており、他の中銀と全く違うスタンスを取ってきました。

特に日銀が取ってきた異次元の金融緩和がどれだけ複雑怪奇なものか、に関しては下記動画に上手くまとまっています。

私の考えはこんな感じ

日銀がこれまで10年間、黒田総裁の下で行ってきた、複雑怪奇な金融政策。どちらの前・現副総裁が新総裁に就任しても、彼らもその黒田総裁と一緒に一時期は仕事をしてきたわけなので、すぐに黒田総裁がやってきた金融政策変更、とはならないと感じております。

ですが、市場は人事交代が何かを面白いカタリストになるのでは?という意味で、為替市場への影響がそれなりに出てくると思います。

一方で日本でも物価がここ数か月2%以上を超えてきているので、もしかして黒田総裁の任期末期、若しくは新総裁就任時に、金融政策の一部変更があるのでは?と感じております。

皆様のご意見、お待ちしております!


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