早くも来てしまったインフレ

予想的中してしまった、『インフレのトレンド』

不謹慎な投稿、と思われるかもしれないですが、昨年7月に下記の講演をさせて頂いた際に、『インフレは来ますので、それに備えて投資を考えてみましょう!』という話をさせて頂きました。どこまで私の話が響いたか分かりませんが(多分全然響いてないと思いますが)、その時の発言が当たってしまっていたことは不思議であり、同時にコロナ禍での大規模金融緩和政策をみて、(ロシアのウクライナ侵攻が例えなくても)当然と言えば当然だったのかもしれません。

価格硬直性の高い日本企業からも値上げが頻出

日本企業は低価格・高品質のものを、ずっと提供してきましたが、セブンイレブンでも一番売れているとされるドリップコーヒーが10円値上げ(10%値上げ)、ユニクロに至っては主力商品で1000円値上げ(最大50%近く値上げにも)を発表へ。

海外企業の製品は円安も加わり、よりインフレに

iPhoneのようなプレミア商品の価格はインフレの感応度も高く、足元の円安も加わり、他国との横取引を防ぐためにも、メーカー側は今後より値上げへと動くと見ております。

実際にMacbookは値上げに向かっているようで、ブランド品も今後(引き続き)値上げへと向かうでしょう。

差はあれど、日本のインフレはまだ緩いほう

値段が上がり、給料が上がらない中でのインフレは厳しいが、インフレ率だけを他の主要国と比べれば、日本はまだ低位に収まっているのも事実。

特に日本の場合は、エネルギーや円安によるコスト上昇が主要因であるため、所謂コストプッシュインフレとなっており、これらの要因の動向が将来のインフレトレンドを担う、と言えるでしょう。

世界的なインフレは続く

例え主要産油国で構成されるOPECプラスによる増産決定、ロシア原油生産分の一部補填などがあっても、足元の原油高は世界のインフレを押し上げ続けるのは既定路線になっているかと。

次回投稿では、黒田総裁の『値上げ容認』発言に纏わる日本の対応から見る、今後の日本経済を簡単にまとめてみたいと思います。

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