情報って漏れるんですよね、なぜか
企業や組織を構成する要素として、以前からヒト、モノ、カネはありましたが、現代社会ではそこに情報(ジョウホウ)が加わりました。無形資産が高く評価されているという点でも、情報が持つ価値が高いことはよくわかります。(下記投稿も合わせてご確認ください。)
一方で以前から政府・霞が関関連の情報はよくメディアを通して、我々一般市民にも流れていました。また先日も、ソフトバンクGが2019年3月期決算での400億円の申告漏れを指摘され、修正申告をしたとのこと。
上記記事のように、ソフトバンクGによる極端に少ない税負担について(2018-19年ともに各年500万円のみ)は、英アーム社の取り込みによる所謂欠損金に纏わるもので、従前から問題視されており、政府も税制大綱にて税法修正などに取り組むなど変化は見られている、ようです。
富裕層の税務系の話となると、ZOZOの前社長である前澤さんも税の申告漏れが指摘され、修正申告を行ったとのこと。また指摘内容は『絵画の売却』と『プライベートジェットの使用』に関することのようである。いくら富裕層の資産管理会社であっても、こんな詳細な内容が漏れているようで、変な感じもする。
また前澤さんがご本人のTwitterでも言っているように、彼が過去5年で500億円ほど納税していた事実は情報として出なくても、今回の5億円の申告漏れとその詳細はなぜか『リーク』されるわけである。しかも、国家公務員法によって本当は税務官を含めた彼らは守秘義務があるのに、である。なんか矛盾を感じるのは私だけなのだろうか。
今回の税務系の情報漏洩?とは異なると思いますが、なぜか情報が出てくる、という意味では、やっぱり芸能ニュースをすっぱ抜いている、芸能リポーターが言うように、『人間は絶対に秘密をしゃべってしまう、愚かな生き物なんです』だそうです。
報道記者は、情報を提供してくださる方と上手く仕事しながらやっていられるでしょうし、また情報提供者も芸能リポーターの仰るように、悪気があってやっているわけではないでしょう。でも税金に関しては、センシティブな情報でもある為、例え富裕層でも『けしからん罪』みたいな追い詰めるような情報リークによって納税を促すより、富裕層に嬉しく納税してもらえる社会になってもらいたいものです。(そうでないと納税額も一向に減少となりますし、日本政府の財政は持たなくなる、というのは言うまでもありません)
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