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発達からみる身体の問題

今年から発達領域の作業療法に複数関わっているのですが、その中で感じる事と、発達からヒトの成長についてまとめてみました。

発達の段階にイレギュラーはないけども

お子さんをお持ちでない方でも、3ヵ月くらいで首が座って寝返って…というように、動作の獲得には順序がある事はご存知だと思います。例えばハイハイは「左右の協調運転で体幹を鍛える」とか動作となると筋骨格で物を考えがちになりますが、実際、この場面において発達、成長を促しているのは感覚器への刺激入力による姿勢制御機構の統合です。動作はあくまでその結果として生まれる現象といえます。


では、姿勢制御機構が正常に発達していなければ動作も順調に発達していかないかといえば、実はそうではありません。健康で問題がないと思っている人達にも、姿勢制御機構が未発達、未統合のまま大人になっている人が沢山いるのです。

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