東大入学してすぐ休学しました

休学届けを出した4月

“東大に入学したい”

この一心で1日10時間超の勉強をこなしていた受験生生活の末、晴れて東大合格を掴みとった3月。


それから1ヶ月後の4月の後半、
僕は東大を休学しました。


そして今このバックパックと共に世界一周の旅をしています。

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“東大なんて、くそくらえ”

僕が休学した理由は、
1ヶ月通った東大に嫌気が差したから、、

なんてことは決してありません。
むしろ大学生活は楽しんでいました。


休学のワケ

大学の1年目を休学。
一見ワイルドに見えるこの選択ですが、実はそれほど大したことをしたつもりはなく、きちんと大学に用意されたプログラムの枠組みの中で休学しています。

そのプログラムの狙いとしては、

大学生活を始める前にこれまで育ってきた環境から離れ、社会経験をすることによって、その後の大学生活をより一層有意義なものにしましょう

といったものです。欧米でよく見られるギャップイヤー制度に着想を得たものです。

なので僕と同様に、入学したばかりにも関わらず休学している同級生は他にも数名います。

更にいうと、毎年若干名の東大の一回生が入学してすぐにこのプログラムを利用して休学しているわけです。


休学して何をしているか

では、実際休学して何をしているかに焦点をあてていきます。

先ほど、大学のプログラムの枠組みの中で活動していると説明しました。ただ、枠組みと言ってもとても自由度の高いものです。

学生の自主性を重んじ、自立を促すプログラムでもあるため、このプログラムに参加することを決めた学生は、それぞれの興味関心に基づいてテーマを決めます。そしてそのテーマを軸として一年間活動をするというわけです。

ここで自分の話に移らせてもらうと

“サッカーを切り口に世界の人々と文化と交流をする”

これが僕の今年一年のテーマです。


様々な国の様々な地域でのサッカーに関わる環境を比較しつつ、その地に関する見識を深められたらなと思っています。

これまでのところ、
カンボジアのプロサッカーチームSOLTILO Angkor FCでインターンをさせてもらったり、

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そこで地域の人たちを対象にフットサル大会を開催したり、

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プノンペンのサッカースクールでレッスンさせてもらったり、

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マレーシアでAFCを訪問したり、

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その後ヨーロッパに行き、
あこがれの世界トップレベルのリーグの試合観戦をし、ドイツの町クラブに密着したり、あのクラブを訪問したり日本代表のあの選手に会ったり、、、

などなどサッカーを通した素敵な経験と出会い恵まれた日々を過ごしています。

サッカー✖️世界一周
と言ったところでしょうか。

なぜ今になってnoteを?

日本を6月20日に発ち、3月頭には帰国する予定なのでもう旅の半分以上が終了し、残すところ4ヶ月弱となりました。


ここまで特に個人的な発信をしていなかったのにも関わらず、旅の半分を終えたこのタイミングでこうしてnoteという媒体を使って発信することに決めたのはなぜなのか?

・自分の身の回りに起きたこと、感じたことをしっかりと言語化して残したかったから。

・旅の中で自由な時間ができるようになって何かを生産したい衝動に駆られたから。

・発信することで、誰かも知らないような人に自分の活動が届いて新しい出会いが生まれるかも、と淡い期待を抱いたから。

どれも理由の一つで、間違ってはいません。
ただ、こうした要因だけだったら発信するに至っていなかったと思います。


つい先日この旅の中で1番心を動かされた出来事がありました。


この出来事こそが、こうしてnoteで発信を始めるに至った決め手となりました。

この出来事をシェアしたい。
より多くの人に知ってもらいたい事実があった。

その出来事については、なるべく早いうちにまたnoteで発信したいと思います。

なので正直今回のこの自己紹介的な投稿はどうでもよくて次回の投稿さえ見てもらえれば何も問題はないのです。


ただ、もしかしたら自分のことをよく知らない人にまで僕のnoteが届くこともあるかもしれません。というか次に投稿するnoteはそうであって欲しいと願っています。

その時に、

コイツは何者だ?

という問いに答えられるようにしておこうと、今回の投稿をしたようなものです。


とは言っても、せっかくなので最後1テーマだけお話しさせてもらって締め括ろうと思います。


休学を決めたきっかけ

以下、プログラム申請、面接に当たって大学に提出した動機の一部になります。

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要するに、

“視野を広げたい”

これが休学を決めた理由でした。

改めて振り返ってみると、自身の過ごしてきた世界の狭さに気づかされます。

別に中高時代がつまらなかったわけでも、それを悔いてるわけでもありません。むしろ中高6年間を過ごした母校の雰囲気も友人も大好きです。受験勉強も、好きなサッカーも真剣に取り組みました。


けれど大学に進学した自分に、学びたい学問があるわけではなく、将来やりたいことなどについてのビジョンもなにもありませんでした。

敷かれたレールの上を一生懸命に走ってきた自分でしたが、極端に言い切ってしまうと、敷かれたレールの上のことしか知らなかったのです。
似たもの同士に囲まれた環境のなかで受験勉強とサッカーしか知らないまま高校を卒業してしまっていたのです。


そして大学生活。

先に述べたように学びたい学問も将来やりたいこともない自分でした。

このまま大学生活を始めたら、

最低限の単位を取るためだけの勉強をして、気が付いたら就職活動を迎え、よくわからないまま採用してもらった会社で老いが来るまで働く。

そんな未来が想像つきました。

そんな感じで自分の人生の大半を決めちゃっていいの??

そういう人生に面白味を感じませんでした。
そうなりそうな自分に漠然と焦りを感じていました。

社会のレールに乗る、というよりは、
社会のレールに引っ張られ、引きずられる、と言った方が適切かもしれません。


それが嫌なのであればとにかく色々な世界を眺めて視野を広げて、広く選択肢を持つしかない。

そう思い休学することを決めました。



と、小難しいような話をしましたが

一番最初のきっかけは高校3年の時に高校を同じくする先輩が同プログラムに参加している話を聞いて

“大学を休んで一年かけて世界一周するなんて楽しいに決まってるじゃん”

と素朴に感じた、という至って単純なことでした。



この旅を終えて日本に戻った時に何を思うようになってるか、学びたい学問ができているか、将来やりたいことが決まってるか、まだまだ想像はつきません。

なんだかんだいって、なんとなく就職活動してサラリーマンとして働いてます、なんて未来も全然考えられます。


旅も折り返しを迎えたとは言えまだまだこれからです。どんな出会いがあるか想像もつきませんが残りの期間を全力で楽しんでいきたいです!



次回出すnoteも是非読んでもらえると嬉しいです!
今回のnoteは(特にこれから大学生活を迎える)誰かにとって一つの新しい選択肢となると幸いです。

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最後までご覧いただきありがとうございました!