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人と比べるな、は難しい

人と比べるな。それで幸せにはなれないことはやっとわかってきた。だってそもそも人と自分は違うから。性格も違うし、事柄の受け止め方も対処の仕方も違うから。
比較なんて、というのは頭では理解できる。

ただ、現実には、これが難しい。特に仕事となるとなかなか自分には難しい。
自分がやっていた仕事(で、その仕事が自分には不向きであることがその時に分かったのだが)を交代してもらって、その交代した人がうまくやっているように見えると正直もう心はおだやかではいられない。さらにその仕事のためになんだか関係が良くなくなってしまった上司が自分の時とは違う対応を交代した方にしているのを見るともうなんだか情けないやら、悔しいやら。
こんな時、「いやいや、自分はあの人とは違うのだから仕方がない。自分は自分で頑張ったのだから」と言い聞かせる。というか、それしかやりようがないのだがみじめな気持ちに変化はあまりない。しかもこうやって文章にすると改めて非常に自分が愚かに感じてくる。しかも書いている内容のレベルの低い事。

「自分にしかできないことがある」とある人から言われた。きっと何かあるのだろう。その仕事はきっと不向きだったのだ。でもできることが何か?見えないのだ。もっと具体的に言ってくれ、と懇願したくなる。面白いことに他人を見ると「もっとこうすればうまくいくんじゃないのかな」とよく思う。自分になると途端に分からない。

その時に感じる、解放されたい。
逃げたい、のほうが適切かもしれない。自分を縛っているものから。この性格から、このつまらない思考回路から。

ふと周りを見ると、笑顔の人がいる。もちろんその笑顔は自分に向けられているわけでもなんでもない。何故かそれを見ると怖くなる。何が怖いのか?分からない。幸せそうなものを見るのが単に怖いのか、つまらない思考に縛られている自分を嘲笑しているようにも見えるのか。

傍からはどう見えているか分からないが、何かやるとなると重たい体を引きずるような感覚になる。
こう書いている間も心に鉛が入っているような感じで重く苦しい。
一度自分の心を紐解かないといけないのかもしれない。



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