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タクフォレストリー
2024年5月5日 18:12
Ⅰ.プロローグ都会に出て挫折を味わい、田舎に引きこもっていた人間が、また都会へ出るに至るまでの話を、まずは書こうと思う。徳島県の山奥で、4年ほどキコリの仕事をしていた。その関係で県の外郭団体の臨時職員として半年間の森林調査員に採用される。その6ヶ月間は徳島市の実家から県庁まで通っていた。(祖谷の山奥からだと車で2時間以上かかる)して、半年が過ぎ去り、「さて、また山奥に戻るか」とか
2024年4月28日 14:43
ⅰ.プロローグ徳島県の山奥に大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)という渓谷があり、その渓谷からさらに山深い村に住んでいた頃の話を書こうと思う。ラフティングのツアーガイドという仕事をするため、この山奥に住み始めたのだが、週末の2日間しかお客さんが来ない日々が続いていた。それでも最初の頃は、先輩とラフティングのトレーニングとしてボートで川を下ったり、カヤックの練習をして、スキルアップに
2024年4月27日 20:25
1.万引きなんてしねーよ時代が、昭和から平成に入って、間もない頃、徳島県の田舎町に、ある中学校のありふれた日常を、綴った物語である。この中学は、3つの小学校を卒業した生徒に分かれていた。僕らはその中でも過半数を占める最大派の小学校グループだったが、少数派の生徒から受けた影響は計り知れない。それは中学生になるまでは、授業中に寝るとか、先生の話を聞かずにマンガを読むなど、あり得ないと思っ