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マネジャーの目指すべきゴール-「新1分間リーダーシップ」に学ぶ部下の導き方(8)

過去数回に渡って、『新1分間マネジャー』のエッセンスを紹介しました。

目標設定はすべてのはじまり
やる気のスイッチはどこにあるのか?
ミスを効果的に指摘する方法
目標は日常化してこそ価値がある
なぜ褒めることが大切なのか?
「ほったらかしてバッサリ」との決別
部下のミスへの向き合い方

結局つまるところ

1.目標を設定する
2.称賛を与える
3.修正を行う

この3つを端的かつ適切なタイミングで行うコミュニケーションを通じて成し遂げる行為がマネジメントであると言い換えられると思います。

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マネジメントに関しては、アカデミックなものから経験談まで沢山の書籍や見解が世に出ています。ただ部下を導くということに関しては、この『新1分間マネジャー』の3つのエッセンスほどシンプルに凝縮されたものに出会ったのは初めてでした。

そして何よりこの一言が自分にとって新たな視座を与えてくれました。

マネジャーが目指すべきは、部下自身が自身のマネジャーとなり、そのことに喜びを覚えるようにすること。

チームのため部下のためといいながら結局はチームの責任者である自分のため、部下にどうすれば適切に働いてもらえるのか?ーそれがマネジメントという手法の目的であると考えている上司は多いのではないかと思います。自分もその一人でした。ただその考えが見え隠れするうちは、どうしても部下にはその本音が伝わってしまうのではないかと思うのです。

実はマネジメントとはより良く生きるための手法そのものと思えます。そしてその手法を部下に伝え、自らをマネジメントすることで部下が自分の人生をよりよく生きられるようにすることがマネジャーの真のゴールである、そのことをこの本に教えられました。

複雑性が高まり、働き方そのものが変わろうとしている今、上司という立場に悩む多くの方の頼れる道しるべとなるのではないかと思います。興味を持っていただければ、一度本を読んでみてもらえたらと思います。ページ数だけで言えばとても薄いですが、奥が深い本です。

引用:新1分間マネジャー /ダイヤモンド社
ケン・ブランチャード (著), スペンサー・ジョンソン (著)
金井 壽宏 (翻訳), 田辺 希久子 (翻訳)
第4章 そして、また新1分間マネジャーが生まれた

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