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なぜ褒めることが大切なのか?-「新1分間リーダーシップ」に学ぶ部下の導き方(5)

いつの頃からか「私ほめられて伸びる子なんで」という(茶目っ気ある冗談)フレーズに結構出くわすようになりました。「ゆとり世代」という言葉も今や昔という感じですが、「褒めて伸ばす」という言葉には「甘やかして育てる」というニュアンスをどうしても感じさせてしまうからなのか、ほめるということに対して、どうも積極的になれない感覚が一定ある人が多い気がします。

ただ以前紹介した通り、『新1分間マネジャー』では3つの秘訣の1つとして「1分間称賛」を挙げています。

では、ほめることはなぜ大切なのでしょう?その答えが『新1分間マネジャー』にありました。

❝「ひとつの例は、子どもが歩き始めるときの助け方です。子どもを立たせて『さあ歩きなさい』と言いますか? そして子どもが転んだら、つかまえてお尻を叩き、『歩けと言ったでしょう!』と叱りますか? むしろ子どもを立たせて、最初の日はちょっとぐらぐらしても、親は大喜びして『立った、立った!』と叫んで抱きしめるのではないでしょうか。翌日になると、子どもは少しもちこたえて、よろめきながら一歩を踏み出す。そうすると親は子どもにキスの雨を降らせます。そこで子どもは、これはすごいことなのだと気づき、立てるようになり、ついには歩き始めるのです。❞

❝こうした例からわかるのは、人を成功に導くうえで最も大切なこと、そして自然なことは、最初のうちは〝おおむね〟正しいやり方をしていたら受け入れるということです。その後、望ましい結果へと進んでいけばよいのです❞

~ケン・ブランチャード;スペンサー・ジョンソン.新1分間マネジャーより

ポイントは以下の4つだと思っています。

ものごとの最初は称賛のハードルを下げる
”おおむね”正しければ称賛しましょう。初めから減点法で指摘してしまうと指摘された側は正しく行えたことよりもできなかったことに意識がいってしまい、学習効果が得られません。目標を細分化して、少しづつ達成していくことを期待しましょう。

称賛すべきタイミングを見逃さない
特に新しいことに取り組む始めのうちは、注意深く部下を観察します。これはミスを警戒するのではなく、正しいやり方をして称賛すべき瞬間を見逃さないためです。

罰を与えるよりも軌道修正する(正しいやり方を教える)
やる気がないから出来ないという精神論に逃がすことなく、正しいやり方を具体的に伝えましょう。ここでも目標を分解するアプローチを役に立ちます。過程を1歩づつ伝えます。もし目標が部下だけでなく自分にっても初めての領域であるならば、共に目標を分解し1歩づつ期待を確認しながら進めていくことが効果的です。

自身が優秀で忍耐強い努力家な人ほど注意
こういう人は人を褒めることが苦手なことが多いです。なぜなら優秀な人は自分で自分が正しいか間違っているかがわかるので、あまり褒められる必要がないため、褒められずに育ってきた可能性が高いからです。自分と他人は違う、という大前提で部下に接しましょう。

引用/参考:新1分間マネジャー /ダイヤモンド社
ケン・ブランチャード (著), スペンサー・ジョンソン (著)
金井 壽宏 (翻訳), 田辺 希久子 (翻訳)
第3章 抜群の成果をあげる仕組みとは
3 覚えたての段階では、ほめることが大切

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