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ビジネスとは情熱である_関係性マーケティングの話

ある通販会社の事例


10年ほど前の話です。
ある通販会社から相談を受けました。

その会社は、15年以上前からネット通販をしていました。

当時は、今ほどネットで買い物をすることが一般的ではなかったものの、ライバル自体が少ないので、そこそこの売上はありました。

しかし、昨今ではライバルが多く、シェアを奪われ、ジリ貧状態になっています。
もう、これ以上、通販だけで食べていくのは難しいと言う状況でした。

そこで、私のところに来られたのです。

私は既存顧客をフォローすることを提案しました。
そのためには、顧客情報をデータベース化すること。
まずは、メルマガ、DMの発送を継続的に行うこと。

そして、顧客情報からクラスター分析を行い、ロイヤルカスタマーなどを明確化すること。

などなどをコンサルティングしました。

顧客フォローができない理由とは?


ところが、これらが実行できないと言うのです。
なぜなら、彼のネットショップのサイトは楽天のみだったからです。

楽天モールに出店している場合、顧客情報は楽天のもので、ショップには顧客情報を扱うことができない規約があるのです。

なので、DMを発送することも、独自にメルマガを配信することもできないのです。(現在では変わっているのかもわかりませんが)

顧客に営業関連でアクセスするのは楽天に別料金を支払う必要があったのです、

これでは、関係性マーケティングが成立しません。

独自の通販サイトができない理由


そこで、私は独自のネットショップのサイトの立ち上げを提案しました。

しかしながら、そのための費用が出せないとのことで、
結局は諦めてしまったのです。

現在、ショッピングカートの機能を使って少ない費用で簡単にネットショップを開くことができます。

その会社の問題は、商品点数が多すぎること、そして、商品単価が安すぎることでした。

数百円の商品が数千点あるのです。

それを、新しいネットショップサイトに構築するには、かなりの手間と時間がかかります。

なので、その部分は外注しようとしたのですが、その計画は頓挫されたのです。

そこで、新たに少数の高額商品を仕入れ、販売する方法を提案しました。

結局はそれも、できなかったのです。

ビジネスに必要なのは情熱


理由は簡単です。
その経営者はそこまでの情熱がなかったのです。

簡単な方向転換で、少し儲けが出ればいい、できれば、簡単に儲けたいと言う気持ちだったのです。

私に相談すれば、勝手に売上が増える。
そう思ったのでしょう。

私がたくさんのマーケティング施策を提案しても、その方自体にやる気がなければ、何を言っても失敗します。

結局は、ビジネスを続けることには情熱が必要なのです。


以前、作曲をしていました。
その曲のデモテープを作成するために購入したのが、写真のフェンダーのジャズベースです。
最近はギターばかり、ベースはほとんど弾いていないです。

【自己紹介】
中小企業のための関係性マーケティングのコンサルティングをしています。

*関係性マーケティングDXスタートプラン始めました。
【スタートプランとは?】
顧客データベースがない、もしくはマーケティングのためのデータが構築されていない場合でも、弊社でマーケティングデータベースを構築します。しかも、費用負担ゼロです。
私の完全サポートで無理なく関係性マーケティングDXが導入できるスタートプランです。
まずは、無料でご相談ください。無理にコンサルは勧めませんので、興味のある方、相談されたい方はぜひ。
顧客とWIN-WINの良き関係性を築き、一緒に顧客生涯価値を高めましょう。

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