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ヨーロッパの街並みを歩く旅#5 <2日目> フランス革命記念日 ③
道路を横切って道に戻ってきました。凱旋門を中心に12個の道路が広がっています。私は次にローランギャロススタジアムに行ってみたかったので、それがブローニュの森というとても広い公園の端にあり、その中にルイヴィトンの博物館もあったので、ついでに外観だけでも見に行くことにしました。
凱旋門から来た道の180度反対側に向かうのが最も近い道でしたが、私はあえて150度反対側のフォッシュ通りという緑がありそうな道を行くことにしました。
道路の横に広くて白い砂の歩道があり、その横に緑がありました。地面から光が反射して眩しかったです。ショートカットするために、フォッシュ通りの途中で曲がって細めの道に入りました。人通りの少ないパリの路地裏という感じのおしゃれな通りでした。
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路地を抜け、大通りに出るとまたひとが増えました。大通りを渡り、公園に入ったのですが、ショートカットしようとしたせいであまりきれいに舗装されていない狭い道を通ることになりました。気が生い茂っていて歩くだけで疲れそうだったので諦めて広いきちんと舗装された通りに出ました。
公園の中の大きい通りには車も走っていて、普通の道路のようになっていました。グーグルマップを見ると、あと少しでルイヴィトンの博物館につきそうでした。強い日差しのもと、凱旋門から50分ほど歩いてようやく博物館に着きました。
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建物すべてが透明なガラスで覆われていて変な形をしていました。多分建築学科の人が見たら違う感想が出てくるのでしょう。私は変わった建物だなと思うだけでした。勉強する意味はこういうところなんだろうなと思いました。チケットがないと中に入れないらしく、3000円くらいするので外から見るだけにしました。なぜか屋外でチケットのチェックをしていて、10人ほどが並んでいました。
ここまで一日中歩いていたのでさすがに疲れてきたので陰に入って少し休みました。
10分から15分ほど休んだ後、ローランギャロススタジアムに向かい始めました。そこから歩くともう1時間ほどかかるらしく、嫌になってきました。
静かな緑に囲まれた公園の中を歩いていると、小さな家があり、その庭のような場所で、たくさんのお年寄りたちが集まっていました。その奥にも広場があり、そこにも集まって何かスポーツのようなものをしていた記憶があります。何をしていたかは正確に思い出せませんが、スポーツだったと思います。
公園には走っている人や、自転車に乗った人、子どもを連れた人などがいました。とてもきれいに晴れた気持ちのいい天気でした。途中蛇口があり、何人かが自分のボトルに水をくむために並んでいました。私も水筒に水を入れておきたかったので並びました。気温はそこまで高くないですが、日差しが強いので水分は必須です。
少し歩くと池がありました。縦に長く、一番端がかなり奥の方にありました。私はその池のそばを歩いていくことにしました。
公園に来る前までの賑やかな雰囲気とは一変して、池のそばはのどかな空気が流れていました。座ってチルんでいる人や、寝っ転がって日焼けしている人がいました。奥の方でラジコンのボートで遊んでいる人も居ました。ボートが思ったより速く、水を切るように水上を走っていました。鴨も群れものんびりと泳いでいました。
途中休憩しながらしばらく歩いていくと、池の端までたどり着きました。そこからさらにアスファルトの地面の道を進んで行くと、競馬場があり、そこらへんで若干道に迷いました。地下や上空に道路があると、二次元で表されるマップでは道がわかりにくいことがあります。しかしすぐに正しい道を見つけ、ローランギャロススタジアムの近くまで気ました。
道路を渡るとスタジアムとその周辺が黒く高い柵で覆われていました。中は大きなスタジアムがありますがそれ以外に面白そうなものはありませんでした。観光地だと思っていたけど人も意外と少なかったです。途中数人観光客のような人とすれ違いました。
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来た方から反対側に出ると、ようやく入口がありました。中もあまりひと気がありませんでした。中に入ったものの、バリケードが張られていてセンタースタジアムにはいけなくなっていました。隙間があり簡単にくぐり値けられそうで、何人か中を歩いている人も居たので、私も入ってみようと試みましたが、警備員に止められました。私ほんの少し先に中に入った人はすでに中を歩いており、警備員もおそらく気付いているようですが、注意を諦めたような感じでした。少し不公平にも思えましたが、警備員が気の毒にもなりました。
仕方なく、戻ってグッズショップに行くことにしました。中はローランギャロスのロゴが入ったバッグや、傘などいろいろ売っていました。ラコステの商品もたくさんありました。しかしすべて値段が思っていたより1.5倍くらいして、バックパッカーである私はお金がないし、荷物を増やすわけにはいかないので、テニス友達のお土産として、リストバンドだけ買って出ました。流暢に英語を話すナイスガイがお会計をしてくれました。他のお土産を見ていると買いたくなりますが、実際に買うのはアムステルダムに戻ってからと決めていました。
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買い物をして満足した私はコートを見るのは諦めて、ゲートを出ました。そこでマップを開くとすぐ隣に庭園があり、その隣に入れそうなコートがあったので行ってみることにしました。庭園といっても植物園のような感じで、そこにはビニールハウスのような形の建物がありました。とにかく歩き疲れていたので、そばにあったベンチで休憩しました。一度座ってしまうともう二度と立ち上がりたくなくなります。しばらくそこで休憩しました。本当に疲れていました。子ども連れの大人が入っていくのが見えました。そしてビニールハウス型の建物に入ってみて回るのがめんどくさくなったので、テニスコートだけ見ていくことにしました。テニスコートの周りも植物園になっていて、入口がいくつかあったので、一番近い入口から入ってみることにしました。
中は小さな部屋になっていて、熱帯にありそうな植物がたくさんありました。中の気温は一定に保たれていたので、重たいガラスの扉は開けたら閉めなくてはなりません。いくつかの小さな部屋がたくさんあってテニススタジアムを囲っていました。しかし、私が最初に入った部屋からはテニスコートは見えませんでした。なので次の部屋に進んで行きました。もう植物はほとんど見ていませんでした。次の部屋からもテニスコートはみえず、いくつか出入りした後、ようやく部屋と部屋の間からスタジアムに入れそうなところを見つけました。入ってみると当たり前ですがクレーコートが一面あり、その周りに観客席がありました。観光客が全くいなかったのでとても静かでまさに「昔使われていた廃れたコート」といった雰囲気でした。もっと鮮やかな赤色のコートを想像していましたが、実際は乾ききった薄い色で学校のグラウンドのような感じでした。とりあえず写真を撮ってそこでちょうどビーリアルの通知が来たので撮りました。そして植物園を一周して出ました。
植物園を出ると、煉瓦でできた建物に囲われた場所に出ました。古くて歴史的な建物らしいですが、疲れていたのであまり何も考えていませんでした。その建物でトイレを済ませてようやくローランギャロスのエリアから出て、このとてつもなく広いブローニュの森という公園から脱出しました。
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To be continued…
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