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ヨーロッパの街並みを歩く旅<2日目> フランス革命記念日 ②

 地下鉄を降りて階段を上がると、外は一気にヨーロッパの街並みで、観光客であふれかえっていました。これまで見てきた景色とは全く違うパリでした。建物すべてが薄黄色なので、とても眩しかったです。
 とりあえずグーグルマップを開いて場所を確認すると、そこはルーブル美術館の真ん前でした。

 

 美術館内には入れませんがせっかくなので見れるところまで見ようと思い、近づいてみました。

 内側まで細かく装飾された門をくぐってみると、中には広場があって、真ん中に透明のピラミッドのようなものがありました。中にはたくさん人がいて、写真を撮ったり、ピラミッドに触れようとしたりしていました。お土産を打っている人もいました。
観光地に来たことを実感しました。
 私もピラミッドのそばで何枚も写真を撮りました。透明なピラミッドの下をのぞいてみると、そこには地下があり、どうやらそこが美術館担っているようです。モナリザとか展示されているんだろうなと想像していると、予約をしていなかったのが悔しくなりました。

ルーブル美術館

地面が反射してとても眩しかったです。広場は想像よりも広く、写真の反対側はずっと奥に広がっていました。

 観覧車や、庭園があり、途中からなぜか立ち入り禁止になっていました。

奥に凱旋門

 奥に真っすぐと続いていて、一番奥に凱旋門が見てました。こんな有名観光地から有名観光地が見えて贅沢な気分でした。
 マップを開いてみると、ルーブル美術館から凱旋門まではこの庭園の先にあるシャンゼリゼ通りを通って一直線に行けるらしいです。

 シャンゼリゼ通りはオランジーナのCMで聴いたことがあり、通ってみたかったので、立ち入り禁止の広場をよけながら真っすぐ進んでみることにしました。
 道路に出ると、下の写真のような柱があって、奥にお土産やレストランがある建物が無限に続いていました。

しかも人がとても多く、かなり混んでいました。お土産屋も少し見てみましたが、あと二か月旅をするのでここで買う必要もないと思い、買いませんでした。tシャツや、キャップなど、どれを見てもアムステルダムにあるお土産をパリに書き換えただけの全く同じようなものを売っていました。どの国のお土産屋もだいたいそんな感じでした。アイスクリームやジェラートも売っていてとても食べたくなりましたが、値段が高すぎるので辞めました。
 途中にオーステルリッツ記念碑という有名な建築物があるらく、すぐ近くなので見ておくことにしました。
 行ってみると、緑色の大きな柱が一本立っていました。一番上に人が乗っていました。柱にも細かく絵が描かれていました。しかし私はそれについて何も知らないので、感動はありませんでした。

オーステルリッツ記念碑

 気を取り直してシャンゼリゼ通りに向かうことにしました。しかし、途中なぜか通行止めになっており、どんどん離されていきます。銃を持った強そうな警察官がうろうろしていました。

 仕方なく、一本外側の道路を通って進んで行きました。そこにはバックパッカーとは全く縁がないような、ハイブランドのお店がたくさん並んでいました。広告に日本人のような人が使われていたのが印象的だったので、写真を撮りました。

 店の外から覗いてみると、どの店にも入り口に黒いスーツを来た屈強な警備員が立っていました。店員というよりそれを専門に雇われているようでした。ピクリとも動かず一点を見つめています。日本では見られない光景です。パリの治安の悪さが想像できました。
 建物が、すべて薄黄色の昔の建築物のような感じで、すごく特別な雰囲気でした。

パリの通り

 ハイブランドの通りを進んで行くと、フランスの国旗と、EUの旗が付いた建物が左側にありました。調べてみると、大統領公邸でした。周りの建物と同じようにしれっと出てきたのですごみがありませんでした。そもそもひと気がないし、門番も一人しかいません。門は閉まっていて中には入れそうにありませんでした。

 そこを通過すると左側に大きめの公園があり、ベンチで一休みしました。アイスやジュースを売っていましたが、もう二時を過ぎていてお昼を何も食べていなかったので昼食を別の場所で食べることにしました。まっすぐ進むとシャンゼリゼ通りらしいので、そこで何か探そうと思っていました。
 シャンゼリゼ通りには、大きな道路が真ん中にあり、その横に街路樹がきれいに並んでいました。歩道はとても広く、観光客であふれかえっていました。中には家族連れもたくさんいました。そして両サイドには高級そうなお店やレストランがずらりと奥まで並んでいます。道のずっと先には凱旋門がありました。
 全てのお店がおしゃれで、マクドナルドさえも普通のものと違っていました。二時を回っていたけど満席でした。

 他の高そうなホテルや時計屋を通り過ぎると、パリサンジェルマンの公式ショップがありました。私はサッカーファンではなかったのですが、日本の友達にサッカー好きが何人かいるので入って見ることにしました。中には当たり前ですが、ユニフォームやジャージがたくさん置いてありました。エンバぺしか知っている選手はいませんでした。買おうとは思っていなかったけど、値段を確認してみると、やはり買う気になりませんでした。一度入ると入口からは出られない仕組みになっていて何も買わずに出口から出ようとすると警備の人にやや怪しまれて気まずかったです。
 ここまででわかったことは、パリはお金を持っていないと楽しめないという事でした。物価が高いし、何をするにもお金がかかります。ショッピングをする分には楽しい場所かもしれませんが、この時の私は観光名所の写真を撮ることくらいしかすることがありませんでした。

 少し進むとQuickというハンバーガーショップがありました。アムステルダムにいたころに「Quick Amsterdam」という野球チームで野球をしていて縁を感じたので、そこでお昼を食べることにしました。中に入るとここにもやはりスーツを着た警備員がいました。何を注文したかははっきりと覚えていませんが、ハンバーガーとポテトとジュースのセットを頼みました。機械で注文するとすぐに番号を呼ばれ、取りに行きました。意外にもカウンター席が空いており、すぐに座れました。とてもお腹が空いていたし、疲れていたのでとてもおいしかったです。隣の若い女性がサラダを食べているのを見て、今後野菜を取る機会が減ることを考えるならポテトじゃなくサラダにすべきだったなと反省しました。

 食べ終わってからもWi-Fiがあったので休憩していると、インドネシア人のBroからメッセージが来ました。今日の夜エッフェル塔で花火が上がるからどこかで会って一緒に見ようという内容でした。その時知ったのですが、今日はたまたまフランスの革命記念日で特別な日だったそうです。道路が閉鎖されていた理由がわかりました。午後10時頃から花火が上がるらしく、それまではお互い好きなことをして時間になったらエッフェル塔の近くで会おうと約束しました。
 
 店を出ると凱旋門はすぐそばにありました。人がさらに多くなって車道まで出て写真を撮っている人もいました。門の周りはラウンドアバウトのようになっていて、そこから12の方角にそれぞれ真っすぐと道路が伸びていました。凱旋門の下に行くにはそれを囲う道路を横断しなければなりませんでしたが、横断歩道がどこにもありませんでした。仕方なく、車道を横切っている人についていくことにしました。タイミングを見計らって一気に走って渡ることに成功しました。本当は内側に地下鉄の駅があり、そこから人が出入りしているようです。
 凱旋門にはその日、フランスの国旗が付けられていました。とてもレアなときに来たことを実感しました。門の内側にも細かい装飾がしてありました。門の口の部分は大きいほうだけでなく、両サイドに小さめの口がありそこからも出入りできるようになっていました。

エトワール凱旋門

 写真でよく見るものの一つだったので、本物に感動しました。
 門から今まで歩いてきたシャンゼリゼ通りを振り返ると真っすぐな一本道になっていて、とても美しかったです。

シャンゼリゼ

                        To be continued…


 

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