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Clubhouseの可能性〜最強のコンテンツが生まれる3つの理由〜 #ximalaya
IT経営者界隈で流行っているClubhouse、茂木さんと同じく(笑)なんだか西麻布ウェーイ感を感じてやっていなかったが、新しいもの好きとして体験してみました。(@yasunaoというアカウントでやっています)
今話題の音声SNS、Clubhouse、日本でのイメージと違って、本家は素晴らしかった!(笑)
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) January 29, 2021
インフルエンサーたちがウェーイ、おれたちのトーク見ろよ、みたいな感じでちょっとイヤだなと思ったのが、実際に入っているみると本家はワンダホーな実態がありました。#Clubhouse https://t.co/3VRa9SfXn7
これ、最初は中国の音声配信プラットフォームのximalaya「喜马拉雅」に似たものだと考えていましたが、全然違うみたいです。
喜马拉雅ximalayaとは?
ximalayaは、音声を一方的に配信するだけでなく、聴者が参加できるライブ配信があります。
ximalayaのアプリだと、トップから上のほうに「直播」(ライブ)というのがあるのでクリック。
すると、無数の音声ライブ配信の部屋が出てきます。多いものだと同時聴者が数千から1万人以上あることも。
ここでは主播というライブ配信主が、ラジオみたいに音声ライブをやっています。
私も以前よく使っていて、勝手に色々なライブに参加していた。部屋に入ると、ニーハオから始めてまずは文字チャット。
「日本人」というと色々話題の中心になりやすい。(いじられたり、攻撃される可能性もあるのでそこは頑張ってください笑)私は何十回とやっていますが、嫌な絡み方をされたことはありません。むしろみんなめちゃくちゃ興味をもって話してくれます。
だいたい、日本人というと「连买」といって、主播と音声で交流できる機能を使って、「出てこいや」的なノリになります(笑)
それで、主播やその他の「连买」を使っているユーザーと会話ができます。
一度やりだすと結構はまります。主播をフォローすることができるので、顔見知りならぬ声聴き知りと、ライブをすると通知が来るようになり、どんどん知り合いも増えていきます。
また、慣れてくれば自分が主播として部屋を作ればもっと楽しめます。私も中国にいたときやっていましたが、サービスがうまくできていて、いきなり開始しても数人くらいが入ってくれるように集客してくれます。※ただし、主播やるには認証が必要
XimalayaとClubhouseの違い
Clubhouseも音声ベースで部屋を作ってライブで交流するという意味ではximalayaと同じですが、小さく見えて大きな違いがいくつかありそうです。
1.音声に限定
ximalayaの場合、文字チャットも音声交流も両方できますが、Clubhouseは音声のみなのでシンプル。聴くだけ
2.ソーシャル性が強い
友達をpinという機能で特定のライブ部屋に連れてくることができます。こうして、今渋谷で飲んでるけどJOINしなよ、みたいなのができ、友達の友達などの交流がどんどん加速していきます。友達の友達なので信頼もできコミュニケーションも深めやすい。
3.機能がシンプル
最初の音声に特化というのもそうですが、機能がシンプルなので使いやすい。一点用途なので、ユーザーに広がりやすい。
影響1.キャスティング不要で最強のコンテンツが生まれる可能性
さて、このアプリの登場でどのような影響がありうるか。
少し使ってみて、IT経営者や芸能人(ディーンフジオカさん、山本圭壱さんなど)の話を聞いたがとても面白かった。テレビディレクターの人とかも入っていて、こんな話しっぷりなんだ〜というような新鮮さ。
なんで面白いか、3つ理由がありうる。
1.番組作りのようにキャスティングが不要だから、普通は企画しないであろうコンビネーションが実現する。例えば、経営者と芸能人とか、さらには一般人とか。時間合わせとかしなくても、時間があるから参加している、という前提がある
2.不特定多数の人がいるから面白いことを話そうとする。参加者の態度は普通の飲み会と変わるだろう。
3.最初とも少しかぶるが、何の準備もしないで一つのコンテンツが仕上がる、ということ。コンテンツにまとめあげるには、様々な準備が必要だが、そこがすっ飛ばされる。youtube動画でも脚本や動画編集が必要だが、CHはそれが不要。ぶっつけ本番で話すだけ。
普通は、誰かが筋立てして作品にするが、その手作業が不要なため、そういう人による筋立ての影響を受けずまっさらな様々な解釈が可能なコンテンツとなる。
影響2.世の中の情報共有速度がさらに加速する
普段、「今、飲んでるから来いよ」みたいな形で友達が友達を紹介するみたいなことが、どんどん加速する。CHの感想を書いている人も、10年ぶりに話したとか、一方的に知ってる人と話せたとか書いていた。これはどんどん弱いつながりにおける交流が加速する。
一方で、そこに取り残された人との差が広がる。
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Clubhouse、どこまでユーザーが増えるだろうか。不特定多数の人に聴かれている、という前提で色々話すのは慣れている人にとってもやはり疲れるものだろう。経営者やクリエイターのような出たがりばかりじゃないからな、みんな。
自分たちの雑談を不特定多数に聞いてもらうインセンティブはなんだろう。承認欲求の低いZ世代にはあまり広がらないような気もします。
新しいコミュニケーションチャネルが誕生したのは間違いないでしょうが、どこまで流行るかが鍵になりそうです。多くの人が使うようになれば、ツイッターのように初期とは全く違った使い方が生まれていくかもしれません。
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