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ネット世代がマジョリティになれば平和になるか

プーチンがウクライナ侵攻ができたのは、国内の一定の支持層があったからだろう。

そして、これはテレビというマスメディアにしかアクセスしない高齢層の支持が大きいという。

ウクライナ論文や歴史修正主義批判、かつてのソビエト帝国の復興であったり、こうしたあまりにも「物語」的なロジックについて来れる人々は今後ますます減るだろう。

インターネットのコミュニケーションに慣れた世代は、すぐに情報をネットで調べて裏取りをする。多様な意見を聞くことができる。また、様々な情報が無コストで手に入り、グローバルに地球は1つというような考え方への理解も進んでいるだろう。

ネット社会は、息苦しい。何か気軽に発言しても、いろいろな批判が来る。また、そこでの承認を盲目的に追いかける泥沼ゲームにもなりうる。

ただ、こうしたあらゆる角度からの批判が、監視の役割とともに、行き過ぎた考えを是正することだ。

プーチンのソビエト帝国を取り戻すとか、習近平の(名言はしていないが)清朝の最盛期であった乾隆帝時代のように広大な版図を有し、世界に冠たる覇権を取り戻すというような、自国主義的な発想は拒絶されるだろう。

ある程度の教養のある人々なら、自国第一主義で、他国に死者を出すような負担を押し付けることは認めない。

ネット世代とは、何歳くらいだろうか。

86世代の自分は、中1くらいのときに普及しだしたような記憶がある。

適当な試算だが、90年生まれが、60歳になるような頃、つまり2050年頃には、社会の主要プレイヤーのほとんどはネットネイティブになっているのではないか。

時間が経てば、必ずよくなると信じたい。

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