【テクネー教育構想】オンラインで修士論文まで指導
今後の教育のあり方の指針を考えたのでメモしておきたい。
専門的な学びを、より普及させるためだ。
1つのキーワードはテクネーである。
テクネーとは、技である。ただ、知っているだけの知識ではなく、その知識を体得し、行動できる。
対義語は、エピステーメーで、これが知識。こうなれば、こうなるというような情報を知ってる。
中国語の文法を解説できるのはエピステーメー、会話の中で中国語を話せるのは、テクネー。
世界史で、年号を知っているのはエピステーメーで、今の時事問題を分析するための材料として使えるのは、テクネーである。
こういうただ知っているだけでなく、社会の中で価値を生み出せるテクネーのほうが重要だ。
これを鍛えられる学校をつくりたい。
結論からいうと、修士論文レベルの内容の論文を書くのをゴールにして、それを最短で済ませる。
例えば、哲学の学校をつくるとしよう。
どうやったらそういう学校が作れるか?
まず、哲学領域の専門家を連れてくる。論文が一定数認められている大学教授でいい。
その人に、修士論文を書くための土台となる基礎知識を学べるカリキュラムを作ってもらう。
そして、それを動画とテキストでコースとして作る。できれば、動画は芸能人のような人が教える形が望ましい。
そして、一番鍵となるのは定期テストだ。知識ではなく、テクネーを問いたいのだから、テストする側の技量もけっこう求められる。
簡単な記述式な問題では足りない。
その根拠は?とか、関連する○○は知った上で書いてる?とか、そのロジックは甘い、とかツッコミをいれていく。
そうなると、結局、修士論文くらいを書かないと、テクネーは試すことができない。
学びの期間は、専門家に質問し放題にする。もちろん、簡単な質問をしたら、自分で調べろという指導をする。
これらをオンラインベースでやって、50万円くらいに収まればイノベーションなのではないか?
ペースは自分で決めていいから、働きながらでもできる。学校に行く必要もないから、時間は取りやすい。
1年で終わらせても、10年かけてもいい。
修士という証明は法的には難しいだろうが、学びたい人の目的はテクネーを手に入れることだからよいだろう。
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