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ビジョン・ミッション・バリューでファンを増やす

牧野です。

先日、取締役を務めるコードベリーの代表福田が株式会社Solaboの田原代表とYoutubeで対談させて頂きました。創業融資ガイドというチャンネルでの動画になります。

なお、非常に有益な情報を無料で配信されていますので、これから創業する方はチャンネルの動画をぜひ見て頂きたいです!

その中で、このような一幕を作って頂きました。

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せっかくの機会なので自身の再整理のためと、なぜ取締役の着任早々にこのような提案をコードベリーに対して行ったか、言語化しておこうと思います。
ちなみに、僕が何者か、それはこちらにも書いてある通りの凡人です…
凡人にも関わらずこんなコト記事にするなんてとんだ勘違い野郎だな!と思われた方はこちらからフォローをお願いします。

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https://twitter.com/yasumasa_makino


ここで言いたいこと

ビジョン・ミッション・バリューがなくても会社成り立つケースはありますが、絶対にあったほうがいいです。
これから個の時代が進みますので、今後はあるなしで会社の成長度合いが大きく変わるだろうと予測しています。

はじめに

昨年末の振返り記事で、このことについて少しだけ触れていました。

当時の僕はこのように言っています。

宣言の考えに至った背景
僕自身がリーダー不在のチームに数年所属していた経験です。マネジメントする人はいるのですがリーダーがいない。自律した判断が求められる仕事でしたが、目指す場所が示されないので、判断軸がないのです。その判断に価値があるか分からず、やりがいを感じることができませんでした。当然パフォーマンスもでないですよね。マネージャーとリーダーは明確に違うことを痛感しました。

ここについて、その後の整理も一緒に記載していこうと思います。

ビジョン・ミッション・バリューの目的

僕自身は、

ファンを増やすことが強い会社を作ることに繋がるから

だと思っています。
今ほど言語化できていませんでしたが、前述の振返り当時と考えは変わっていません。
あれから現在の立場になり会社運営に携わるようになって、もう少し広い視野で捉えられるようになったかなとは思います。

ビジョン・ミッション・バリューの考え方

ビジョン・ミッション・バリューはHowのお話です。
創業者の想いがあり、その想いを具体的な登場人物にぶつける時、その方法としてビジョン・ミッション・バリューが生まれます。

少し前にこのような記事を書きましたが、このイメージを見てもらえるとより分かりやすいと思います。

そのため、前提としては起業に対しての創業者の想いがなにより大事だなと思います。
僕は取締役になる前から代表の福田と友人として付き合っていたので、起業前から業界や会社に強い想いを持っているのは知っていました。また、独自の世界観も持っていると感じていたので、それを言語化しましょうと提案したに過ぎません。

蛇足ですが、福田の想いに共感する人は多いはずだと感じていたので、ビジョン・ミッション・バリューの言語化がコードベリーの成長に寄与していることは間違いないかなと思います。
(後知恵バイアスと言われればそれまでですけど笑)

蛇足はさておき、以前、株式会社ベイジの枌谷さんがこのような4象限マトリクスをTweetされていました。

これはビジョン・ミッション・バリューを理解する上ですごく分かりやすいと思いますし、めちゃくちゃ参考になりました。
これをみてもやはり、創業者の想いをどのようなベクトルで表現するかだということが分かると思います。
この図でハッとしたのはビジネスが入っている点です。この視点はなかったので非常に勉強になりました)

創業者がどんな想いで会社を興し、その会社・組織であるかを分かりやすく説明することで、ファンが増え組織が強くなると思っています。

これはいわゆる管理=マネジメントではなく、リーディングするお話です。
組織は人の集まりですから、ロジックではなく感情の部分が非常に重要だと思うのです。

なぜこのような考えに至ったか

振返りで少し言っていることをもう少し詳しくお話します。

僕がパートナーとして数年所属していたエンドユーザのとあるチームは、組織編成やリーダーの度重なる変更によりその役割や存在価値といった部分が徐々に薄らいでいきました。
(おそらく組織変更が主の原因だったとは思っています)

僕自身はパートナーでしたが、70%ぐらいは社員と同等の決定権があったので、この中でもがいていくことになります。

ここでの仕事の多くは正解がない中で各自のスキルでゴールを定める、いわゆるディレクターの仕事だったので、役割や存在価値の部分が薄らいでいった結果としてこのようなことが起こりました。

・普段何している人たちなの?と周りから言われる
・あなたの組織にはどんな価値があるの?(本当はいらないんじゃないの?)と周りから言われる
・組織に必要なスキルセットが定義できない、結果として人が集まらない
・加えて、どのスキルを磨いていけばいいかも分からないのでチームとしての成長がない
・誰がやるのか切り分けができない面倒な仕事ばかりが降ってくる
・が、組織の価値が定義されていないので断る理由がでてこない
・各自の判断基準が曖昧なので都度判断の相談をリーダーに仰ぐようになり
・その判断は統一性を欠いた状態になっていく
・結果としてメンバのモチベーションは下がり、タスクは増え、疲弊していく

システム開発では決められている仕事であれば起こらないことばかりですが、ディレクターという仕事しこのような経験をして、組織としての価値定義だったり目標設定というのが非常に大事だなと感じました。

蛇足ですが、各自の判断が重要になる組織ほど指針みたいなものは重要になる感覚です。
これまでの製造業やSI構造のような労働集約型産業ではなくても問題ありませんが、これから個の価値が重視される産業では必須の考え方であると確信しています。

戻りますと、当時は僕自身も非常に苦しかったです。反省点ではありますが、疲弊してくると出来るだけ仕事を受け取らないような心理が働くんですよね。
そうすると、チーム内のメンバ同士でもタスクの線引が始まり、協力体制みたいなことが薄れていくわけです。
このような思いは、自分が関わる人には絶対にさせたくないなと思いました。

そして、代表の想いを具現化できるビジョン・ミッション・バリュー(行動規範や経営理念など、方法論はなんでもいいと思います)を掲示すべきという考えに至りました。

今の会社運営にすごく活きている経験ですし、自分が立ち上げる会社でも絶対に力になってくれる経験です。

ファンとは

ではファンとは誰なのか。各論にはなりますが、簡単に書いていきます。

従業員になってくれる人

企業活動でいうと採用ですね。ファンであれば入社してくれたらきっと楽しく働いてくれると思います。
人が働く上で価値観は非常に大事だと思います。価値観というのは考えのバックグラウンドとも言えるので、経験上ですがここが所属している人たちと自分でずれてると人間というのは苦しいんですよね。
会社の想いを表明すれば、それに共感した人が集まり楽しく働いてくれると思います。

従業員

会社に入ってもらったあともファンでいてもらうことが非常に大事です。
企業活動でいうところの人事ですかね。
強いチームにするには、働く人が頑張りたくなるような目標や目的を提示する必要があると思います。チームで働くにはゴール設定が非常に大事なんですよね。
僕はシステム開発をしていたので分かるのですが、システムのリリースに向けてみんな尋常じゃないぐらい頑張るんですよね。で、リリースが成功すると立場関係なくみんなで喜べるんです。
目標や目的を掲げると、一人の仕事が自分だけの仕事ではなくなる感覚でしょうか。

また、会社から判断基準を提示することで各自が自立した判断を下せるようになると思っています。
人の育成など正解がないことに答えを出す必要がある時、その基準となるのは各自が持つ価値観によると思うのです。
それを会社が提示することで、同じゴールに進めるようになると思っています。
もちろん、この判断基準に共感してくれるファンである必要があります。

お客さん

企業活動で言うところの営業ですね。
会社の想いが伝われれば、良好な関係を気付けると思うんですよね。会社としてやれること・やれないことも根拠をもって伝えられると思います。そうなると、信頼関係も構築できてくる。
結果として、素晴らしいお客さんと素晴らしい関係を構築し、会社としての成長に繋がると思っています。

パートナー(個人、法人)

価値観の近い、会社を好きな人たちと働くのが一番効率がよく楽しいですよね。これは従業員に限らずパートナーさんも同じです。
成長している企業やチームというのは必ず強力なパートナーがいます。
(キングダムでいうと山の民とか)
ここぞというときに一緒に頑張ってくれるパートナーというのは、ファンでいてくれないと難しいと思うのです。

さいごに

駆け足になりましたが、ビジョン・ミッション・バリューをなぜ必要だと考えたかを書いてみました。

今後も新しい経験や発想をしてアップデートすると思いますが、概ね間違ってないだろうなという肌感は持っています。

これで僕が何者なのか多少は伝わったでしょうか。
更に興味が湧いた方はぜひこちらをフォローしてください。

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また来年から自身の法人も運営していきますので、DMなどお気軽にコンタクトしてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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