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【BOOK ガチ要約】 潜在意識3.0

潜在意識3.0 まとめ
新書 – 2020/12/15 著: 藤堂ヒロミ 


 本日は、2020年12月15日に発売された「潜在意識3.0(著:藤堂ヒロミ)」について要約させていただきます。

 本書は、人体の隠された力(潜在意識)についてまとめられた本です。近年科学を用いて、潜在意識について解き明かされています。「思考を無理やり変えるような努力は不要である」とこの本では説いていて、自分の潜在意識に従うことで、新たな自分に目覚め始めると提唱しています。この潜在意識アップデート術こそが、本書で紹介する「潜在意識3.0」です。詳しく見ていきましょう。

 著者の藤堂ヒロミさんは、潜在意識の専門家です。幼少期から相手が言葉を発する前にピタリとその本音を言い当て驚かれるも、周囲の思考や感情を受け取りすぎることで、体調を崩すことも多い日常を過ごしていたようです。一見、エスパーのような方です。
 母親の死を機に、心と身体のつながりについての重要性に気づき、それを広める道を目指すことを決意し、渡米し、超感覚的能力を磨く訓練を受けたようです。帰国後、ヒーリング講師を始め、大学院で得た、論理的思考・知識を体系化する学びが、図らずも「見えない世界をわかりやすい言葉で説明する」能力として開花します。幼少期の時からなんとなく感じていた人体の潜在意識について、大学院の学習から専門家になるまでで、より具現化するスキルを身につけてきたようです。
 現在は、潜在意識の専門家として、オリジナル講座なども開催しているようです。

■本書は、大きく以下10章で成り立っています。
◎いま、パラダイムシフトを迎えた潜在意識の活用法
◎科学的にも証明されている臓器からのメッセージ
◎潜在意識がアップデートする瞬間、なにが起こるのか?
◎身体が不調になる前にメッセージを受け取ろう
◎自分の能力を否定しないで! あなたも“観える”ようになる
◎言いたいことを言えない人へ【喉】からのメッセージ 
◎がまんしすぎな人への【子宮】からのメッセージ 
◎肝臓は「怒り」、肺は「悲しみ」……臓器ごとに担当がある
◎嫌っているその「脂肪」はあなたを守っていた
◎あなたがアップデートすれば、世界もアップデートされる

■思考を現実化する努力は、もう終わり。
 あなたの人生を決めているのは、潜在意識です。あなたが無意識に抱いてる全ての事象があなたを形作っています。言葉、生活リズム、歩き方、食生活、全てです。
 結論から言うと、自己受容の大切さが非常にキーになります。自分を無条件に愛するベースがあるか?これが潜在意識と対話する唯一の手段としています。潜在意識と良い対話ができるようになると、あなたに人生は大きく良い方向へと変わります。
 
 著者は、パワーワードでそれを伝えています。「臓器と対話せよ。」です。
 いきなり臓器と聞くとイメージがつきにくいかもしれませんが、心と身体は、繋がっています。臓器からメッセージを受け取り、潜在意識をアップデートしていきましょう!がメッセージになります。潜在意識に耳を傾ければ、思ってもいなかった力を発揮でき、人生が大きく変わります。
 あなたの潜在意識のメッセージは……あなたの「臓器」が知っているのです。

■いままでの潜在意識の答え
 いままでの潜在意識の活用方法(潜在意識の答え)は、脳の機能にクローズアップした方法や、身体の反応から潜在意識にアプローチする方法が主流でした。身体の外的事象です。
 しかし、近年科学の進歩と共に、私たちが知り得なかった「人体の神秘」が解き明かされつつあります。 潜在意識の活用方法もパラダイムシフト(転換期)を迎えているのです。時代の転換期は、必ず人の意識の変化とともにあると述べています。パラダイムシフト後の時代は、以前の外的事象などではなく、身体の内面に答えがあるとしています。
 それがは「臓器の声を聴く」ことです。臓器に答えが出ているのです。臓器の声を聴くことで、潜在意識を無理なくアップデートが可能になるのです。

 第二章にも描かれていた、臓器からのメッセージなどがそれらです。身体の不調は、臓器からのメッセージです。例えば、肌荒れ、視界不良、頭痛、腹痛、肩こりなど全てです。たかが不調、されど不調なのです。
 また、病院に行っても数値的に問題はないのにもかかわらず、朝起きてだるい、毎日眠い、1日ぼーっとしているのは、身体の内面の臓器から出る何かしらのメッセージなのです。臓器と対話することで、自分との対話となり、自分と言う存在を見直すことが出来るのです。

 各臓器は、感情の担当をしているとも本書で書かれています。例えば、肝臓は「怒り」、肺は「悲しみ」、喉は「言いたいことが言えない気持ち」などです。本当か?と思いますが、近代科学でも証明されているようです。感情のしわ寄せが臓器に及んでいるようですね。

 本書を読んでみて感じたのは、あらゆる心理学や自己啓発の根本にある考えかもしれないと言うことです。無条件に思ってくれている臓器を意識できるか否かは、自己肯定感の理論に非常に似ていると感じました。その臓器も自分だし、意識するのも自分です。自分を肯定し、認めることで、潜在意識と言われる、本来自分のやりたいことや出来ることに素直になれるのだと思います。
 「臓器の声を聞く」「臓器のメッセージに耳を傾ける」「臓器と対話する」は、身体の内面を意識する、パラダイムシフト(転換期)後の非常に大切な視点なのかもしれません。


■潜在意識のアップデート術
 アップデート術は、自分を素直に愛す自己受容することで、潜在意識に素直に従うことです。「臓器はあなたへのLOVEが止まらない。」とこれまたパワーワードが本書でも描かれています。臓器は無条件であなたを愛し、養ってくれています。そのことを意識することで、生活リズムを意識したり、食事を意識したり、相手を気にかけたりすること、それらが巡り巡って人生を変える、と言うことなのかもしれません。
 潜在意識は、あなた自身が持っている素敵な一面です。それに注目し、それを大切にすることで人生自身を変えていける、と言うことを気付かせてくれる本なのかもしれません。

以上

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