淑女の皮を被った天使

やっとです。やっと、ネットショップを開設しようと、今猛烈に布を切って貼って縫って。そして同時にネットショップの開設手続きを進めています。
ショップ名は、「Mi mundo」（ミ　ムンド）。これはスペイン語で「私の世界」です。広がっていく私の世界に想いを馳せ、望みを込めて名づけました。

最初は、カードセラピストの方向けのカードクロスを販売する予定です。こちら、とってもいい感じに仕上がってきました。
追ってアクセサリーやバッグ、和装用の髪飾り、布ナプキンなど、小物を販売する、ハンドメイドのショップにしようと思っています。（詳しくはまた書きます。）

ってかね、やることがめっちゃ多くてビビってます。
いや厳密には、やることが多いんじゃなくって、自分で決めて進まなきゃいけないことが多いんです。その度に、これでいいのか？もっといいやり方はないのか？もっとステキになるものがあるのではないのか？と立ち止まって逡巡して。そして進みます。
もうめんどくさくって胃がキリキリしてきますが、でも進みます。
この私が、「なつぞら」を観そびれる程に、毎日全力少年やってます（知らんがな）

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ついこないだ、誕生日を迎えました。とっても普通で特別ないい一日でした。

『2019/7/19BDW それでも、私がワタシの居場所であれますように』

その日、開業届というものを出してきました。
別に開業届出しただけじゃ何てことない話なんですけど、この一歩が私にとってはなかなか悩んで、そして進んだ大きな一歩でした。

だって、開業届って、自分で仕事をしますっていう宣言やろ？ずっと憧れてたことやん？でも、やれんかったらどうしよ。全く売れもせず、めっちゃカッコ悪かったらどうしよ。口だけ番長な私をイヤっちゅうほど見せつけられたらどうしよ。全く才能もないことが露呈してしまったら私もう、立ち直れないんじゃないの・・・。それならさ、主婦の趣味でダラダラと、やってるのかやってないのかうやむやな感じで、フラフラしてる方がいいんちゃうん？子育てとか、夫が転勤族とか、お金がかかるとか、自己価値の低さとか、親の背中とか、まぁとにかく“いちゃもんレベル”でいろんなことを言い訳にして、「やりたいことあるけどやれないしー」な私でいた方が安全なんだから。そして何歩か前に進んでる人を見て、存分に嫉妬して劣等感撫で回していればいいさ。。。
今日じゃなくてもいいんじゃない？今日は延期してもいいやん？税務署に行く電車の中でも、まだ私の頭の中はそんな思考で悪あがきしていました。

その時。電車で前に座っていた、とってもシュッとしたおしゃれなおばさまに声をかけられました。
「あのね、声をかけるかどうかとっても迷ったんだけど。そのピアスどこで買ったの？とってもおしゃれでステキね。今日のお洋服にも合ってるわね〜」
そのピアスは最近気に入ってよく付けている自分で作ったピアスでした。これ、自分で作ったんですって言ったら、そのおばさまはとっても驚かれて、
「売れるわよ。センスあるわよ」　そう言って降りて行かれました。
めちゃくちゃ驚きました。そしてなんだかとっても嬉しくて暖かくて、気がついたらその時まで頭の中で悪あがきしていた思考が吹っ飛んでいました。

その時私は、税務署の場所を間違って電車に乗っていたのですが（結局無駄に名古屋駅まで行ってしまった）、後から考えたらそのおばさまに会うために電車を間違っていたのだなぁって思いました。
あの人、淑女の仮面を被った天使だったんじゃないかなぁ。人生って粋なことをしてくれるもんだ。

そんなわけで、無事届けを出して、そしてただいませっせとネットショップを作っている次第です。
世界に一つのカードクロスは、「anata to watashi」というブランド名にしました。

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