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いつものように旅を振り返って

枚方から京田辺へ。八幡を通りまた枚方へ


大阪から京田辺への自転車の旅を楽しんだ。途中、山道
を少し登るが比較的平坦で走りやすい道。特に帰りの
八幡からのルートは平坦で心地のよいサイクリング。
九州での広い空の下、走った旅を思い出す。眼前の風景
は次々と展開し、雲は流れていく。街から街へと風景
をたどっていく。ときには止まって、その場所の風景
を確かめてみる。一つ一つの点がつながり、線となり
面となって、関西の風景として記憶に刻まれていく。

①京田辺への道のり

今回は、まずは大阪から京田辺へ

連なる手すりの影と街灯にひかれつつ、枚方大橋を渡れば
枚方市。淀川河川敷公園が広がる気持ちのよい風景を過ぎ
ランドマークとなる関医タワーホテルを見上げ
京田辺への道をひた走る


②観音寺

最初にやってきたのは国宝を有する観音寺

二月堂で使用する竹は京田辺から
枚方市から山を越えて観音寺へ
ここには家康公伊賀越えの石碑も
南天と寺院の風景を楽しんで


③同志社大学京田辺キャンパス

けいはんな学研都市を構成する田辺地区にある

同志社大学の京田辺キャンパスも訪れた
いつものように気になる風景や
特徴的な外観の建物や
心に止まる空間をたどり楽しんで


④同志社京田辺会堂

キャンパスの中でもひときわ目を引く建物へも

建物の外壁を覆うコンクリートの打ち放しとタイル仕上げ
御影石の上は水盤は林立する柱を映し込み
建物を反転させる風景を作り出す
光と影が生み出す光景も楽しんで


一休寺

京田辺といえば、一休さんのまちでもある

地図にしたがって一休とんちロードを進み
一休寺へ。一休さんのパネルに迎えられ
昔に親しんだ一休さんの姿も懐かしんで
境内に広がる風景の楽しみながら参道を進む


⑤一休寺 方丈

一休寺には方丈と枯山水庭園も

方丈へと通じる門をくぐり
方丈の縁側に座り、枯山水庭園にひたるひととき
方丈に面した庭をめぐる。ひょうたんのモチーフになごみつつ
一休さんといえば、やはり虎の描かれた屏風


⑦一休寺 本堂

今度は本堂へと続く参道を進み

門に切り取られた風景の中へ
光を浴びた苔は鮮やかで
光を反射する水面のゆらぎも楽しんで
このはしは真ん中を歩けば問題ないはず


⑧松井山手を抜けて

京田辺を後にして、今度は松井山手を抜けて

日々の暮らしの中でも、いつもとの違いを意識して
季節を彩る花を楽しんだり
旅先での温浴施設へは、またの機会に
斜めの線が作り出す形も楽しみつつ


⑨摂南大学 枚方キャンパス

もう一つの大学施設に立ち寄って

見取り図自体のデザインも楽しみつつ
白い素材と空と光が重なる空間へ
建物の形や構成を楽しみながら
キャンパスの中をぐるりとめぐる


⑩八幡市庁舎

ここまで来たなら、せっかくなので八幡市を通って

旅先で目にする彫像も楽しみの一つ
奥にある旧市庁舎は、上部が解体されて公園へ
建物を構成する庇の水平ラインや
ルーバーの垂直ラインが作りだす建物の外観も楽しんで


⑪淀川沿いを枚方へ

八幡市庁舎を後にして、淀川沿いのルートを進む

傾き始めた太陽を追いかけるように自転車を走らせて
時間はあまりないけど、寄り道はいつものごとく
日没までもう少し。暗くなるまでの時間をめいっぱい使いつつ
枚方から京田辺へ。そしてまた枚方へと戻ってきた


⑫枚方市総合文化芸術センター

朝に通り過ぎたこの建物も、今回の目的の一つ

なんとか日が暮れる前までに到着し
散りばめられたデザインを楽しみながら
建物の内部をめぐる。外には朝に通り過ぎた関医タワーホテル
後は日没まで外観を楽しんで


旅も楽しいが、旅を振り返るのもまた楽しい


自転車で風を切り走る。雲は流れ、山並みはだんだん
と近づいてくる。大きな空の下、風景や建物や緑や
木々やいろんなものを眺めながら、自転車を走らせる。
旅は偶然の連続だと思う。その道をどちらへと曲がる
のか。その建物にどの時間に訪れるのか。それにより
光の角度は変化し、影によって建物の印象も変わる。
時には予期していないイベントに出会うこともある。

まだ関西の旅は始まったばかりだ。京都を旅した後は、
奈良方面にも徐々に行動範囲を広げていこう。自転車
で回れるところから少しずつ。いずれは福岡にいた時
のように電車に自転車を乗せて、目的地の駅から出発
すれば、関西もある程度のところを回ることができる。
いつか泊まりの旅も目論んで。旅の楽しみはつきない。


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