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今度は南山城の古寺にある国宝へ

関西の旅を楽しんで。今度は京都の南方へ

今度は、南山城の国宝への旅

広い空の下、ゆっくりと自転車のペダルをこぐ。よく
晴れた日。すがすがしい空気が心地よい。自転車の旅
は自然を体感する旅でもある。風を感じ、山並みを眺め
ながら、南山城地域に立つ古寺までやってきた。お寺
の名前は観音寺。盛時には、諸堂十三、僧坊二十余を
数えたというが、1437年の火災で焼失しその後再建
されるも現在は本堂と庫裡、鐘楼のみが残されている。

一面の菜の花の景色にはまだ早く
二月堂のお水取りに使う竹はこの地から
のどかな風景を楽しみながらお寺の方へ
地図があれば立ち止まって(現在地は中央下部に)
家康公伊賀越えの石碑。ここは本能寺の変により家康公が
京都をさけ堺から岡崎へ向かった道でもある

明智光秀の軍勢を避け、最短ルートで岡崎へ

再建された鐘楼を見上げつつ
本堂の方へと向かう
生け垣越しの本堂は
池に映る姿も美しい
庫裏にて拝観の受付を済ませ
木々に包まれた参道の先の本堂へ
寺院の風景に映える南天の赤
参道を進んだ先の石灯籠に
寄ってみたりとアングルを楽しんで
本堂を住職の方に開けて頂くのを待つ間
建物のまわりをめぐり、いろんな角度から
建物の屋根や瓦に、壁の意匠を眺めつつ
住職の方に促されて本堂の中へ
内部の写真は不可だが、こちらは撮影可とのこと
本堂の中に国宝の十一面観音像。観音寺のものは左から2番目

南山城の古寺での美しき仏像との出会い

本堂の内部のしんとした空間を後にして
屋根の上の鬼瓦は
本堂の下にも並べられて。間近に見る鬼瓦
寺院に広がる風景を楽しみつつ
本堂の脇の石段へと向かう
緑に包まれた寺院の石段の先には
木漏れ日が落ちる静かな場所。ここ地祇神社は
観音寺の鎮守として建てられている
もと来た参道を引き返し
石の鳥居をくぐり、地祇神社と
観音寺に広がる緑に包まれた風景を後にする
二月堂にもまた訪れようと思いつつ、次の目的地へ

現在、国宝に指定されている仏像は140件。その多くは
京都、奈良に集まっている。京都や奈良への旅は、国宝
に出会う旅でもある。観音寺に安置された十一面観音
菩薩立像との出会い。本堂に設置された厨子の中で、
やわらかな曲線が重なり、形をつくり影を生み出す。
穏やかな光の中で、その美しさに目を奪われた。旅を
すれば、様々なものに出会う。関西の旅を楽しもう。

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