建物の形にこめられた意図を楽しんで
昨年の11月半ばの週末、カトリック桂教会を後にして、
京都の西側を進む。京都なら小さな自転車でさらに
西の山手へ。いつか地図につけた目印をたどりつつ、
とにもかくにも行ってみることから始まる旅の物語。
○△□は街角の建物にも。丸い建物は上からの視点で
などと賃貸募集のページをのぞいてみたり
圧倒的な凹凸感。柱や梁ではなく、壁で構成された建物
の外観。敷地の高低差にあわせ、建物はらせんを描く
ようにずれながら構成されて、とてつもない様相に。
ここは学生向けのマンション。きっと、このらせんの
エネルギーを未来の学生へのエネルギーへ、その凹凸
は個性あふれる存在のモチーフなどと、勝手に妄想
しつつ建物に込められた形や凹凸の意図を楽しんで。
凹凸感により生み出される立体的なにぎわいを
凹凸感のある建物には、博多でもめぐり会った
切り取られた角。博多にはピクセル感のある建築も
思いは九州に。凹凸あるガラスの建築にも迷い込んだ
でも今は関西に。凹凸がきらめく建物へも
凹凸感のある建物といえば、中銀カプセルタワーも
見ることはかなわなかったが、カプセルへいつの日か
形に込められた意図を楽しみ、日本の気になる建物や
また世界に建つとてつもない建物に思いをはせて
つるんとした建物から凹凸感のある建物へ。そして
その建物から以前に見た建物や、記憶をたどりながら
気になる建物を思い出してみる。どこかで見た外観
はいつかの建物の外観につながって。自分なりに関連
づけて思い浮かべながらも、また旅を続けていこう。
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