山田泰久@キフクリエイター

群馬県高崎市出身。1996年日本財団に入会。 (公財)日本非営利組織評価センター業務執…

山田泰久@キフクリエイター

群馬県高崎市出身。1996年日本財団に入会。 (公財)日本非営利組織評価センター業務執行理事/寄付月間共同事務局事務局長/(一社)全国コミュニティ財団協会監事/(公社)ガールスカウト日本連盟評議員/日本財団CANPANプロジェクト/キフクリエイター/イシス編集学校/

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記事一覧

【NPO書評】第2版 デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた 身内が亡くなったときのスマホ・パソコン・サブスク…

図書館の新着本のコーナーで、本をパラパラとめくっていると、クラウドファンディングの起案者がもし亡くなってしまったら、というトピックスが目に入ったので、気になって…

【NPO書評】ジェンダー史10講 (岩波新書)

ドイツ近現代史、ジェンダー史を専門としている大学の先生が著したジェンダー史の本です。 岩波新書らしく、ジェンダー史を初めて学ぶための導入的な内容になっています。 …

【NPO書評】新! 店長がバカすぎて

以前紹介した小説「 店長がバカすぎて」の続編です。 前作と同じく、吉祥寺にある書店を舞台にした職業小説です。 本、書店、書店員愛にあふれる物語です。 今回もオーデ…

【NPO書評】フィランソロピーの社会経済学

図書館のデータベースで「寄付」で検索して見つけた本です。 1993年の発行なので、NPO法が設立される前の本です。 そして、1995年の阪神淡路大震災の前のお話です。 なの…

【NPO書評】「働き手不足1100万人」の衝撃

2023年3月にリクルートワークス研究所が発表した未来予測シミュレーション「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる」をもとにした本です。 ちなみに、この調査報告書…

【NPO書評】もうお金に困らない50歳からの退職準備 (PHPビジネス新書)

50歳本シリーズの47冊目です。 だいぶ、50歳本の傾向と多様性を理解してきました。 今回は、「年間500万円の副業収入」を5年で実現するという明確なテーマ、目標をもった…

【NPO書評】ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

テレビ東京のドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」を立ち上げた上出遼平さんによるビジネス書です。 著者の上出さんは、もともとテレビ東京の社…

【チャリティ・イベント・レポ No.72】ダイアログ・イン・ザ・ダーク能登応援特別企画「暗闇の夏祭り」

昨日7月15日(月・祝)は、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」へ。 ダイアログ・イン・ザ・ダークの能登応援特別企画「暗闇の夏祭り」を体験してきました…

#寄付日記 2024年7月8日~14日

7月8日(月)本日はこちらのクラファンで4000円の寄付。 #寄付日記 CAMPFIREで「誕生日のお祝いを諦めたくない親子へ、みんなで #シェアケーキ の輪を繋げたい!」の支援者…

【チャリティ・イベント・レポ No.71】能登半島地震被災者支援チャリティーコンサート加藤登紀子with東大同窓生オーケストラ東大…

昨日7月14日(日)は、東大の安田講堂に行ってきました。 『能登半島地震被災者支援チャリティーコンサート「加藤登紀子 with 東大同窓生オーケストラ東大安田講堂で歌う…

寄付付き商品パーティー@寄付月間共同事務局懇親会(2024年7月)

「12月は寄付月間」のキャッチコピーで取り組んでいる寄付月間。 運営は有志による共同事務局で行っています。 毎年7月は、リアルに集まって会議の後に懇親会を開催します…

【NPO書評】WEIRD(ウィアード)「現代人」の奇妙な心理 下:経済的繁栄、民主制、個人主義の起源

先日読んだ「WEIRD(ウィアード)「現代人」の奇妙な心理」の下巻を読みました。 ようやく読み終えたという感じです。 アメリカの文化人類学、社会学に関する本なので、分…

【チャリティ・イベント・レポ No.70】映画「数分間のエールを」

昨晩7月10日(木)の夜はTOHOシネマズ新宿へ。 アニメ映画を鑑賞してきました。 映画『数分間のエールを』石川県や金沢市を舞台にした高校生が主人公の映画です。 能登半…

【NPO書評】宝くじが当たったら (講談社文庫)

寄付に関することを極めたく、少しでも寄付に関する話題が入っている本は積極的に読んでいます。 今回もそんな一冊です。 とある企業に務めている、アラサーの経理課社員…

【NPO書評】自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

この本のことはだいぶ前から知っていました。 いつか読もうと思いながら、なかなか読むことができませんでした。 でも、オーディオブックのAudibleにあるのを見つけて、読…

【NPO書評】耳が聞こえなくたって 聴力0の世界で見つけた私らしい生き方

フィッシュ・ファミリー財団が主催する、社会課題の解決に挑戦する女性リーダーを称える「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」の関係で知り合った牧野 友香子さんの著…

【NPO書評】第2版 デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた 身内が亡くなったときのスマホ・パソコン・サブスク・SNS・デジタル資産等への対応や、デジタル終活がわかる本

図書館の新着本のコーナーで、本をパラパラとめくっていると、クラウドファンディングの起案者がもし亡くなってしまったら、というトピックスが目に入ったので、気になって読んだ本です。 「終活」弁護士(日本デジタル終活協会代表理事)とジャーナリスト(デジタル遺品を考える会代表)が、家族が亡くなった際に、いかにして「デジタル遺品を探して、処理すべきか」を中心に解説している本です。 大変興味深い本でした。 デジタル遺品の探し方ということで、遺族が故人のスマホやパソコンをどうパスワードを

【NPO書評】ジェンダー史10講 (岩波新書)

ドイツ近現代史、ジェンダー史を専門としている大学の先生が著したジェンダー史の本です。 岩波新書らしく、ジェンダー史を初めて学ぶための導入的な内容になっています。 本のタイトルに「10講」とある通り、10個の講義形式で進んでいきます。 史学として、ジェンダー史がどのように発展していったのかということから、分野や地域などの観点からのジェンダー史の状況について解説しています。 今回も、オーディオブックのAudibleで見つけて読んでみました。 ジェンダー史10講 (岩波新書)

【NPO書評】新! 店長がバカすぎて

以前紹介した小説「 店長がバカすぎて」の続編です。 前作と同じく、吉祥寺にある書店を舞台にした職業小説です。 本、書店、書店員愛にあふれる物語です。 今回もオーディオブックのAudibleで読みました(聴きました)。 新! 店長がバカすぎて 2024/5/15 早見 和真 (著) 前作は新型コロナ前の舞台設定で、今作は新型コロナの社会状況も反映した設定となっていました。そんな中で、主人公の書店員の京子の奮闘記が続きます。前作に比べて、成長している主人公の姿に心強さを感じ

【NPO書評】フィランソロピーの社会経済学

図書館のデータベースで「寄付」で検索して見つけた本です。 1993年の発行なので、NPO法が設立される前の本です。 そして、1995年の阪神淡路大震災の前のお話です。 なので、NPOやボランティアという言葉ではなく、正面から「フィロソフィー」という言葉を使っているので、時代を感じさせます。 先日紹介した、宮垣先生の「NPOとは何か-災害ボランティア、地域の居場所から気候変動対策まで 」では、NPOセクターの歴史が語られていましたが、NPO法以前の1990年代前半のいわゆる

【NPO書評】「働き手不足1100万人」の衝撃

2023年3月にリクルートワークス研究所が発表した未来予測シミュレーション「未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる」をもとにした本です。 ちなみに、この調査報告書は、NHKスペシャルにも取り上げられ、大変話題になったそうです。 著者はリクルートワークス研究所主任研究員の方で、この未来予測シミュレーションを担当されていた方です。 「2040年には働き手が1100万人足りなくなる」ということで、日本における人手不足の問題について、解説したものです。 そして、人手不足は単

【NPO書評】もうお金に困らない50歳からの退職準備 (PHPビジネス新書)

50歳本シリーズの47冊目です。 だいぶ、50歳本の傾向と多様性を理解してきました。 今回は、「年間500万円の副業収入」を5年で実現するという明確なテーマ、目標をもった内容の本です。 定年までに、本業以外に副業でしっかり稼ぐ体制を作ろうというものです。 そのために、50歳から取り組むべきだという叱咤激励系の内容でした。 逆に、50歳からでも遅くない、今からでもできるというものです。 今回の書籍は通常の新書というより、具体的なノウハウと実践と、目標達成のためのフレームワー

【NPO書評】ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

テレビ東京のドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」を立ち上げた上出遼平さんによるビジネス書です。 著者の上出さんは、もともとテレビ東京の社員で、少し前にテレビ局を退社して、フリーのプロデューサーとして活躍されている方です。 メディアの方の仕事術、ビジネス書。 あまり汎用性がないと思ってしまいますが、非常に参考になるものでした。 テレビ局員として、ご自身の番組作りと下積みから得た仕事哲学と、そこで得た知見をビジネスに活用できるようにノウハウ化、言語化され

【チャリティ・イベント・レポ No.72】ダイアログ・イン・ザ・ダーク能登応援特別企画「暗闇の夏祭り」

昨日7月15日(月・祝)は、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」へ。 ダイアログ・イン・ザ・ダークの能登応援特別企画「暗闇の夏祭り」を体験してきました。 収益の一部が能登復興のための義援金になるということで行ってきました。 これまで、4回ほど体験していますが、今回も趣向をこらしたものでとても面白かったです。 能登応援特別企画「暗闇の夏祭り」能登応援特別企画「暗闇の夏祭り」コンセプト 能登を想う夏。 「暗闇の夏祭り」ということで、どんなプログラムになっている

#寄付日記 2024年7月8日~14日

7月8日(月)本日はこちらのクラファンで4000円の寄付。 #寄付日記 CAMPFIREで「誕生日のお祝いを諦めたくない親子へ、みんなで #シェアケーキ の輪を繋げたい!」の支援者になりました! https://camp-fire.jp/projects/view/767251?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=tw_sp_share_c_msg_backers_show 7月10日(水)新宿で映画『数分間の

【チャリティ・イベント・レポ No.71】能登半島地震被災者支援チャリティーコンサート加藤登紀子with東大同窓生オーケストラ東大・安田講堂で歌う

昨日7月14日(日)は、東大の安田講堂に行ってきました。 『能登半島地震被災者支援チャリティーコンサート「加藤登紀子 with 東大同窓生オーケストラ東大安田講堂で歌う」』に行ってきました。 とても貴重な体験となりました。 能登半島地震被災者支援チャリティーコンサート 加藤登紀子with東大同窓生オーケストラ 東大・安田講堂で歌う2024年7月14日(日) 15:30開場 16:00開演 プログラム:  前半:東大同窓生オーケストラ   ♪バーバー/弦楽のためのアダージョ

寄付付き商品パーティー@寄付月間共同事務局懇親会(2024年7月)

「12月は寄付月間」のキャッチコピーで取り組んでいる寄付月間。 運営は有志による共同事務局で行っています。 毎年7月は、リアルに集まって会議の後に懇親会を開催します。 今回は、運営事務局メンバーのコモンズ投信の馬越さんの協力のもと、新しいコモンズ投信オフィスの会議室で、会議と懇親会を開催しました。 2024年7月12日(金)夜@コモンズ投信会議室 寄付月間共同事務局の懇親会らしい趣向として、すべて寄付付き商品による懇親会を開催しました。 こちらの写真の商品、すべて寄付付

【NPO書評】WEIRD(ウィアード)「現代人」の奇妙な心理 下:経済的繁栄、民主制、個人主義の起源

先日読んだ「WEIRD(ウィアード)「現代人」の奇妙な心理」の下巻を読みました。 ようやく読み終えたという感じです。 アメリカの文化人類学、社会学に関する本なので、分量がすごいですね。 本書のタイトルになった「WEIRD」とは、Western(西洋の)、Educated (教育水準の高い)、Industrialized (工業化された)、Rich(裕福な)、Democratic(民主主義の)の頭字語です。 西洋人だけが心理的に異質に見えることを表した造語で、「weird(奇

【チャリティ・イベント・レポ No.70】映画「数分間のエールを」

昨晩7月10日(木)の夜はTOHOシネマズ新宿へ。 アニメ映画を鑑賞してきました。 映画『数分間のエールを』石川県や金沢市を舞台にした高校生が主人公の映画です。 能登半島地震の被災地が舞台ということや、監督のぽぶりかさんが石川出身ということで、配給収入の一部を石川県の窓口を通じて義援金として寄付をするとのことです。 映画「数分間のエールを」配給収入の一部を令和6年能登半島地震へ寄付 Web記事でも紹介されていました。 https://natalie.mu/comic/

【NPO書評】宝くじが当たったら (講談社文庫)

寄付に関することを極めたく、少しでも寄付に関する話題が入っている本は積極的に読んでいます。 今回もそんな一冊です。 とある企業に務めている、アラサーの経理課社員(男性・独身)に2億円の年末ジャンボ宝くじがあたるというお話です。 宝くじエンタテインメント小説です。 小説としても、読んでいて先が見えない、ハラハラドキドキする展開で楽しむことができました。 宝くじが当たったら (講談社文庫) 2015/12/15 その上で、山田のお目当ては寄付です。 寄付については1章分く

【NPO書評】自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

この本のことはだいぶ前から知っていました。 いつか読もうと思いながら、なかなか読むことができませんでした。 でも、オーディオブックのAudibleにあるのを見つけて、読んでみました(聴いてみました)。 著者の東田直樹さんは重度の自閉症当事者の方です。 これまでにテレビなどでも何度も取り上げられているので、ご存じの方も多いと思います。また、山田のFacebook繋がりの福祉関係者の方々なら、本書を読んでいるかもしれませんね。 山田は、ビッグイシューで連載されていた東田さんと精

【NPO書評】耳が聞こえなくたって 聴力0の世界で見つけた私らしい生き方

フィッシュ・ファミリー財団が主催する、社会課題の解決に挑戦する女性リーダーを称える「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞」の関係で知り合った牧野 友香子さんの著書を読みました。 牧野さんは第5回チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞の大賞受賞者です。 生まれつき重度の聴覚障害がある牧野さんの自然体の奮闘記エッセイですね。 すごく面白く、どうなっていくのだろう、なるほどとうなずき、楽しんで挑戦していくこと大事だよねと思いながら、読み切ってしまいました。 幼いころから、障害があ