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コロナ禍でなぜ交換留学生だけが留学に行けないのか?

 今回はこの問題について、色んな人に知ってもらう事、大学関係者や文部科学省や政府に今一度この問題について考え直して欲しい事、そして同じ境遇にいる交換留学予定の人達にも一緒に声を上げて欲しいという事を目的として書いています。

 昨年からの新型コロナの影響で、留学に行けなかった学生は数え切れないほど居るはずです。しかし、現在(2021年4月)状況は変わってきており私費留学や大学院留学の学生はそれぞれ各自の判断でコロナ禍においても、現地到着後に隔離などの各国のルールに乗っ取った上で留学の夢を叶える事が出来ています。 

 それにもかかわらず、大学の派遣留学プログラムを通じて交換留学生として現地で自分の専門分野を学ぶ為に留学したい学生は海外に渡航し、留学する事は大学から許されていません。大学から提示されている条件としては、外務省が出す海外安全渡航感染症危険レベルがレベル1になる迄、大学側としては、交換留学生に対して、渡航許可を出せないという事です。しかし、現在2021年4月30日時点でも、レベル1の国はありません。コロナ対策に成功してる台湾、中国、オーストラリア、ニュージーランドなどの国でも未だにレベル2です。この状況を考えると、留学渡航許可の下される、6月か7月にはレベル1の国は無いと考えても間違いでは無いと思い、同じ大学の交換留学候補生も諦めモードの人も少なくありません。

 そもそも、大学の交換留学プログラムを通じて留学にチャレンジする学生は私費留学や大学院留学をする余裕が無い学生が多いなど、単位認定もされ、大学からの補助金なども貰える交換留学だからこそ、留学の夢を叶えることができる人がたくさんいると思います。

 大学や日本政府、これから社会を担うであろう学生としても、”ニューノーマル”や”withコロナ”と言われるように、交換留学生にもこのような状況下でも留学をさせることによって、どんな状況でも対応できる適応力を身につけることが出来るいい機会でもあると思います。私の考えとしては、大学や政府は交換留学生に対して、外務省の海外渡航感染症危険レベルにも関わらず、相手の国からのVISAが降りるなどの渡航許可や留学先の大学からの許可が出れば、各々の判断で留学に行けるようにしてくれればばいいなと考えています。

同じ境遇に立たされている学生の東洋経済新聞社の記事(https://toyokeizai.net/articles/-/423155)もあったのでリンクも貼っておきます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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