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牛丼が給料日前のサラリーマンの味方でなくなる日は近いのか?

牛丼 並の価格が12年前に250円と聞くと、信じられないと思う人もいるのではないでしょうか。日経新聞に牛丼の原料費の高騰についての記事が出ていました。

日経新聞の記者の市場調査力もすごいな、と思いました。

なにせ「吉野家」「すき家」「松屋」の3チェーン×3店の合計9店舗を回ってそれぞれの牛丼並の肉、お米、玉ねぎの重量の平均値を出して卸値から原価を計算しているのです。出汁や水分の量も念頭にいれて綿密に計算したそうです。

記者の調査力に感心すると同時にそういえば牛丼の値段で安い時いくらだったけ?って記事検索をかけてみると出てきたのが以下の記事です。

この記事を読むとこの12年間で一体何があったのかと、普通に生きたはずなのに浦島太郎になってしまったように感じてしまいます。

なにせ、為替レートが当時80円台ですからね。

だいたい当時の牛丼の価格はアメリカの方が安いのが普通だったのを日本の価格が逆転して下回ったというのがニュースになっているんです。今は、アメリカの方が価格が高いのがあたりまえです。

当時の牛丼並盛の価格は、$4.19当時の為替レートにすると345円です。今、アメリカの吉野家の牛丼は円換算で1,200円あたりになるそうです(現時点の価格の詳細が不確定です)。

最初の記事によると原価の上昇だけでなく物流費やその他店舗運営費も上がっておりワンコインの壁を突破せざるを得ないだろうと思われます。人件費も当然上がりますよね。

海外ではラーメンも一杯2,000円以上が当たり前と言われる中で、日本では1,000円の壁があると言われています(都会ではすでに突破していますが)。

そして、訪日客が300万人を超えたという記事もありました。

そら、安いし旅行したくなるはずです。

給料日前のサラリーマンの力強い味方と言われていた牛丼ですが、なかなか厳しいみたいですね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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