国内2000店舗へ、スターバックスジャパンの成長戦略
スターバックスが2025年に日本国内での店舗数を2000店に拡大し、外食店舗数ランキングで「すき家」を抜いて国内2位になる見通しです。日本進出28周年を迎え、スターバックスは国内コーヒーショップ市場で50%以上のシェアを占めるまでに成長を遂げました。スターバックスジャパンが米国本社の100%子会社となっていることも、日本での経営体制に安定感をもたらしています。
私も昔からスターバックスをよく利用してきました。独身時代、資格勉強中は毎朝会社近くのスタバに通い、ラテとシナモンロールをいただきながら勉強したことが良い思い出です。現在も週に1〜2回ほど訪れますが、遠出した際に雰囲気の異なる店舗を覗くのも楽しみの一つです。ちなみにシアトルの1号店にも足を運んだことがあります。
日本市場においては、新業態の展開が成長ドライバーとなっています。「黒スタバ」ことリザーブ(63店舗)とティー専門の「ティー&カフェ(T&C)」(14店舗)です。抹茶やほうじ茶を含む30種類のティーメニューは、特に20代女性の支持を得ているようです。
一方で、米国市場では物価の上昇や消費者の敏感な反応から、高価格メニューへの抵抗感が顕著で、2四半期連続で売上が減少しています。5ドル以下のメニューを投入するなどの対応をしていますが、成長の維持には依然として課題があるようです。日本市場においても、カフェ業界の競争が激化する中で新たなライバルが増えていますので決して安泰とは言えないでしょう。
もちろん私はスターバックス好きですが、タリーズやシアトルズベスト、ドトールも嫌いなわけではないですし、コンビニコーヒーも最近ではかなり美味しくなっています。中国系の「コッティ」など新規参入も活発で、今度試してみたいと考えています。
激化する競争環境の中で、スターバックスジャパンがどのような戦略を展開していくのか、これからも注目していきたいと思います。
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