ブランド・マントラを設定する〜マーケティング・マネジメント第16版を読む

今回は、ブランディングの第3回、ブランド・マントラについてです。

ブランド・マントラとは?

消費者のマインドに適切なブランド連想を作り出すことによってブランド・エクイティは構築されます。その第一歩がブランド・マントラを設定することです。

まず、ブランド・マントラの定義は以下のように記されています。

ブランド・マントラとは、ブランドの心と魂を3〜5語で表現したもので、「ブランド・エッセンス」や「コア・ブランド・プロミス」などの概念と密接に関連している

ブランド・マントラの目的は、組織内の全メンバーやマーケティングパートナーが理解して、行動の指針とするものです。

ですから、消費者は直接的に聞いたり目にすることがないものもあります。

例えば、ナイキのブランド・マントラは「真のアスレチック・パフォーマンス(authentic athletic performance)」です。

それを消費者に対してキャンペーンにしたものが、有名な「Just Do It」です。

同様に、マクドナルドのブランド・マントラは、「食・人・楽しみ(Food,Folks,and Fun)」です。

これは、ある国や時期には社外のキャンペーンにも使用されていますが、現在はより有名な「I am loving it」が使用されています。

組織内で使用することをまず第一の目的としていますので、宣伝コピーのようなキャッチーなものでなくていいということが大前提となります。

ブランド・マントラの重要な3要素

優れたブランド・マントラの3要素は以下の通りです。

その1 
ブランドのユニークな点を伝えて、製品カテゴリーを明確に伝えていること

その2
本質をシンプルに短く、さわやかに、生き生きと伝えている

その3
多くの従業員にとって意味があり鼓舞されるものであること

トヨタのブランド・マントラ


トヨタは「クルマを作る会社」から「モビリティ・カンパニー」への変革に踏み切っています。

目指す方向性を「モビリティ・カンパニー」というブランド・マントラを設定することで社員はじめ全てのステークホルダーに脱・自動車会社を計っているのでしょう。

まとめ

ブランドの設計の第一歩として、社内およびパートナーに対しての指針となるブランド・マントラの設定についてでした。

ブランディングを行うためには、メンバー全員が納得して同じ方向を向く必要があります。そのためのコンパスとなるものがブランド・マントラです。

ぜひ、自社のブランド・マントラは何か?考えてみましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。


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