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2024年上期ヒット商品番付を考える

2024年上期(1~6月)のヒット商品番付が日本経済新聞社により発表されました。東の横綱に輝いたのは「新NISA」です。個人マネーの流入が後押しし、日経平均株価は3月に初めて4万円を超えました。物価高が続く中、将来を見据えた資産形成への意欲が高まり、1月から始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)への注目が集まりました。日本証券業協会によると、証券10社の1~3月の新規NISA口座開設件数は前年同期比約3.2倍に増え、投資関連書籍も売れました。

西の横綱は円安とインバウンド(訪日外国人)が牽引する「円バウンド」です。ちなみに、私は「円バウンド」というワードをこの記事を見るまで知りませんでした。4月には一時1ドル160円台と、34年ぶりの円安水準に達しました。観光庁によると1~3月の旅行消費額は1兆7505億円(速報値)で、四半期ベースでは過去最高を記録しました。香港から訪れた50代の男性は「今の日本は割安感がある。前回の来日よりもたくさん買い物を楽しみたい」と語り、阪急うめだ本店(大阪市)などで高級ブランドのかばんや宝飾品を約300万円分まとめ買いしました。2月には「豊洲 千客万来」(前頭6枚目)が開業し、訪日客向けの1万円超えの海鮮丼「インバウン丼」が話題を呼びました。

その他番付表で気になったのは以下の通りです。

  • 尊富士・大の里:相撲取りがこっちの番付表にも載りました!

  • カドー「FOEHN101」:小さい布団乾燥機。なんでもマクアケで爆売れしたとか。欲しいです。

  • ファイントゥデイ「+tmr」:資生堂のパーソナルケアから引き継がれた会社が提供する新商品だそうです。「資生堂」ブランド外したんですね!

  • 東急プラザ原宿「ハラカド」:原宿の銭湯に行ってみたいです。

  • TKM(たまごかけ麺):三田製麺所のTKM。是非とも試してみたいです。

今回、番付に載った38のアイテムのうち、私が知っていて経験したことがあるのは12個でした。残り26アイテム中、名前だけ知っているのが13個、まったく知らなかったのが13アイテム(上述の「円バウンド」を含む)ありました。

日本の世相やマーケットトレンドを把握する上で、非常に興味深い番付です。毎年新たなトレンドやヒット商品を知ることで、自分の知識をアップデートできるのが楽しみです。

一方で、番付に突然現れる商品には驚くこともありますが、これもまたトレンドの一部なのでしょう。過度に信用しすぎることなく、自分なりの視点で楽しむことが大切だと思います。

#日経COMEMO #NIKKEI

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