The Struts / Strange Days
ザ・ストラッツ(The Struts)は2012年デビューのイギリスのハードロックバンドです。UKロックの伝統を引き継ぎつつスター性もあり、UKロック界の新星という印象。元気が良くてアリーナロック的ですね。とはいえUSとは違う湿り気あり。オーラがあるバンドです。ポップながら適度にエッジもアリ、聴いて純粋に楽しいですね。あと、ちょくちょく過去の偉大なUKバンドを彷彿させるオマージュ的なところがある。Deep PurpleとかQueenとかThe Smithとか。伊藤政則氏お気に入りのバンドということも納得。
スマホで聴きながら読みたい方はこちら(noteに戻ってくればYouTubeでバックグラウンド再生されます)。
2020リリース
★ つまらない
★★ 可もなく不可もなく
★★★ 悪くない
★★★★ 好き
★★★★★ 年間ベスト候補
1.Strange Days 4:53
ピアノとボーカルからスタート、ややクィーンのような少しオペラティックな歌い方とメロディ
開放感のあるボーカルとメロディ
バンドサウンドも爽やか
ただ、ポップというよりはロックバンドの音がする
クィーンだとカインドオブマジックあたりの時期か
★★★☆
2.All Dressed Up (With Nowhere To Go) 3:51
ギターリフ、マイウーマンフロムトキオ的なリフ
歌メロが入ると違う世界観に
70年代UKハードロック的だな、メインストリームの
たとえばフリーとか
ホーンセクションも入ってくる
良質なUKロック
懐古主義ではなく完全に今の音
煌びやかさもある
★★★★☆
3.Do You Love Me 3:23
ドラムとボーカルからスタート
ノリが良い
初めて聞くが懐かしさもありワクワク感もあるバンド
ザ ダークネスあたりにも近いが、もっと王道感がある
耽美性は薄く、ブルースロックというか、もっとシンプルなバンドサウンド
★★★★
4.I Hate How Much I Want You 3:23
トークからスタート、10日間でレコーディングした?みたいな話を、インタビューという設定なのかな
弾むようなリズム、ポールマッカートニー的なメロディ、サビもキャッチー
チープトリック的なパワーポップ感もある
ソロは粘り気のあるブライアンメイ的なツインリード
★★★★☆
5.Wild Child 3:42
ヘビーでブルージーなリフ
ややヘビーというかスロウ、ツェッペリン的か
歌い回しが少しロバートプラント
さまざまなUKロックのレガシーが息づいている
BIOを見ずに聴いているが、イギリスのバンドなんだろうな
違ったら逆に驚き
ただ、UKにしてはカラッとしているというか、ヌケがいい
もしかしたらオーストラリアとかだったりして
ちょっとAC/DC的なシンプルさもあるんだよね
★★★★
6.Cool 6:22
ロックンロール、リフ、ベース、ドラム、ボーカルが絡み合う
シンプルかつ王道、プリミティブでかっこいい
ブギのリズムか、T-REX的かも
ブルージーな間奏
語りが入る、グラムロック
隙間が多い、ちょっとキースリチャーズ的な隙間があるリフ
リズムとリフでけっこう引っ張る
★★★☆
7.Burn It Down 4:47
ツェッペリン的ブルース
バラード
美しいハーモニー
★★★
8.Another Hit Of Showmanship 3:42
軽快で魅力的なメロディ
高音が伸びやか
チープトリック的なメロディセンスが時々でてくるなぁ
かなりポップだが耳に残るフックのあるメロディ
★★★★☆
9.Can't Sleep 3:14
ロックンロールのリズム、ダンサブル
サビでテンポチェンジ
サビはちょっとエアロスミスっぽさもあるな
このバンドはツインリードのハーモニー、音作りが特徴的
ギターオーケストレーション的な
★★★☆
10.Am I Talking To The Champagne (Or Talking To You) 5:47
歩く速度、ウォーキングベース、歌が絡み合う
やや裏ぶれたメロディ、ダンディズムがある
ミューズあたりにも近いか
サックスソロが入ってくる
軽くファンク
★★★★☆
総合評価
★★★★☆
聴いていて楽しい、良い曲もたくさん出てくる
曲ごとにキャラクターも違っていて、あまり作り込まれすぎていない(ように聞こえる)のが良い
オアシスほどの衝撃はないが、王道ロックのスター性を感じる
過去のレガシーを活かしつつ、小さくまとまらずスケールの大きいロックを鳴らしている
魅力的なバンド
リスニング環境
昼、電車、ヘッドホン
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