『SeaBed』聖地巡礼記番外編②北野異人館観光ルート

今回は番外編（オマケ）ということで、前回の『SeaBed』聖地巡礼記③北野異人館周辺 Part2で少しだけ触れた「架空の聖地」について詳述する。それは端的に言えば、本作で未使用の画像素材の聖地のことを指している。これは友人による解析の結果分かったことなのだが、『SeaBed』本体でbg152~158と指定されている画像群が、どうやらいずれも三宮周辺の場所であるらしい。

bg152（未使用）

三宮駅前周辺

これらのうち、実際に本編で使用されたのは前回も紹介したbg155, 156, 157の三枚だけである（それを確認するだけのために私は再度プレイし直した）。残りのbg152, 153, 158はおそらく作中で使いどころが見当たらなかったため使用されず、唯一bg154のみ、同じ場所を構図を変えた上で、イベントCG（繭子がヘアピンを買っている例のCG）として使われている。

第三章「プレゼント選び」より。内部データ的にはev86。

bg154（未使用）。この青色の屋根がなかったら特定不可だっただろう。

雑貨屋エイプリル・フール。

Bg155~157までの使用頻度から推察するに、これらの画像群はおそらく貴呼と繭子の外出シーンで使う予定だったのだろうが（あるいは佐知子と貴呼の日常シーンで使うはずだったのかもしれない）、なんだかんだお蔵入りにされていた。そして、ここからが本題なのだが、これら未使用の素材の聖地まで特定した上で、bg152~158までの全ての画像の聖地を地図上に起こしてみると、作者が実際に歩いたのであろう観光ルートが判明した。