【中日ドラゴンズ】立浪監督の強さ!もっと評価されるべきでは? ~8日・広島戦から~
ふと、私の中に浮かんだ起用法がありました。采配批判ではなく、あくまで可能性の1つとして考えられる策。
8日の広島戦。3対1とリードした8回表、マウンドには清水達也投手が送られました。清水投手は「8回の男」。この起用法に異論を挟む余地はなく、守護神・R・マルティネス投手に繋ぐ最終段階に入りました。
しかし、1死から連打を浴び、一・二塁のピンチ。対するは秋山翔吾選手、西川龍馬選手ら左打者が6人並ぶ場面。
もしかすると交代もあるのではないか。そう感じましたが、立浪監督は清水投手を信じて続投させました。
この起用法から、立浪監督の強さ、守護神育成の難しさを感じました。皆様はどのように感じましたか?
齋藤投手の存在よぎる
この時、ベンチには齋藤綱記投手、上田洸太朗投手と2枚の左腕が待機していました。上田投手はイニング数を稼ぐタイプだと思いますが、齋藤投手は完全なリリーフタイプ。特に、ピンチの場面で左打者と対戦する時に起用したくなる投手です。
秋山選手、西川選手という一流の打者に対し、対左投手という作戦が通用するかは分かりませんが、齋藤投手に託してみたい場面ではありました。
清水投手はここまで防御率1点台と好投。厳しい8回のマウンドを見事に守っていますが、制球が乱れる場面もちらほら見られます。
四死球数はさほど目立ちませんが、球数が20球を越える日が多く、苦しみながら抑えているなという印象を持っています。
実績と信頼から
秋山選手、西川選手に対し、ボールが先行すれば痛い目に遭います。細心の注意を払う必要はありますが、塁を埋めてしまっては逆転まで見えてきます。
昨季から積み上げてきた実績と信頼。清水投手を続投させるだけの材料は十分揃っていますが、齋藤投手という選択肢が浮かんだことも事実。
結果的に、球数を要しながらも無失点に抑えた清水投手。この壁を乗り越えた先に、守護神の座が待っているのでしょうか。
松山投手から感じる守護神の匂い
松山晋也投手からも同じ匂いを感じます。150㌔超の直球とスプリットを織り交ぜた気迫溢れる投球スタイル。新人とは思えぬ暴れっぷりで、リリーフ陣に新たな風を吹かせています。
松山投手もいずれ、守護神の座を狙える投手になると考えています。今季は何も考えずに腕を振ってほしいですが、いずれ壁にぶち当たる可能性があります。
その時の監督が立浪監督かは分かりませんが、もがきながらも我慢した先に守護神の座が待っているのであれば、松山投手も近い将来、厳しい場面を任される可能性があります。
立浪監督の強さが生きた時
絶対的守護神として君臨するR・マルティネス投手。故障、将来的な移籍、様々な事態を想定しておく必要があります。
チーム順位は厳しいままですが、立浪監督の強さはもっと評価されるべきです。そして、R・マルティネス投手が君臨する今だからこそ、次世代の守護神を育成しておく必要があります。
昨季から1歩上のステージに登った清水投手。清水投手の姿を追う松山投手。立浪監督が今後も指揮するのであれば、案外早い段階で守護神候補が誕生するかもしれませんね。
皆様はどのように考えますか?
【参考サイト】