【中日ドラゴンズ】日本ハムと電撃トレード!今後の戦い方について探る
今季初のトレードが成立しました!
ドラゴンズは19日、日本ハムと2対2のトレードが成立したと発表。ドラゴンズからは郡司裕也捕手・山本拓実投手、日本ハムからは宇佐見真吾捕手・斎藤綱記投手による2対2のトレード。
交流戦が一段落し、雨天中止による1試合を残したこのタイミングで、トレード成立となりました。
トレードの意図、そして今後の戦い方を探ります。
正捕手・木下捕手の離脱が影響
郡司捕手、山本投手と若手の有望株を放出し、宇佐見捕手と斎藤投手を獲得。近い将来を見据えれば郡司捕手と山本投手の力が必要になると考えていましたが、今季を戦う体制を整えたと感じました。
宇佐見捕手については、木下拓哉捕手の故障離脱が大きく影響していると考えられます。正捕手の木下捕手が長期離脱することが明かされ、若手の石橋康太捕手がスタメンで出場していました。
石橋捕手の他に味谷大誠捕手、山浅龍之介捕手と若い捕手がいますが、まだまだ経験を積んでもらう段階。巨人、日本ハムと渡り歩き、経験を積んでいる30歳の宇佐見捕手の加入は、即戦力として戦える捕手を獲得したいという意図がみえます。
捕手にこれ以上故障者が発生した場合、たちまち崩壊してしまいます。宇佐見捕手は巨人時代から強打の印象があります。昨季、自己最多の81試合に出場して5本塁打を放っており、打撃面でも期待できます。
福投手に頼るリリーフ左腕
斎藤投手の加入は、リリーフ左腕の補強でしょう。開幕前からリリーフ左腕の補強が急務で、DeNAから砂田毅樹投手を獲得しました。
しかし、その砂田投手が現在2軍調整。ついに殻を破るかと思われた橋本侑樹投手は、交流戦開幕試合のソフトバンク戦で3者連続死球を与えて2軍落ち。結果的に、昨季と変わらず福敬登投手に頼らざるを得ない状況となっていました。
斎藤投手はオリックス時代の2020年に32試合に登板して以降、登板数を減らして防御率も悪化しています。26歳と若く、ここから成熟期が来ることを考えると、長い目で見ることが予想されます。
諦めない姿勢を感じる
このトレードから、立浪監督はまだ今季を諦めていないと感じました。勝利を目指すのは当然ですが、19日時点で4位・広島とは9ゲーム差。数字上は上位進出が可能ですが、現実的には非常に厳しい数字です。
交流戦終了後、さらに若手中心の起用に切り替えると考えていただけに、有望な若手を放出してまで補強したことには驚きました。
このトレードが成功か失敗かは時間が経たないと分かりませんが、まだまだAクラス入りを諦めていないという姿勢を感じます。
郡司捕手、山本投手の新天地での活躍を祈りつつ、新戦力がドラゴンズにどのような化学反応を起こしてくれるのか。起爆剤となる選手が欲しいだけに、宇佐見捕手、斎藤投手にかかる期待が大きくなります。
【参考サイト】
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