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【中日】立浪監督は最善の策を尽くした? 勝利の女神が逃げていった采配とは ~6/16~

◇6月16日 ロッテ7-2中日(ZOZOマリン)

この日もミスが絡み、勝利から遠のいた中日。今カードは、よく1勝できたと思うほどミスが多発しました。

中でも注目すべきは、7回表にみせた立浪和義監督の采配です。

2死走者なしから宇佐見真吾捕手が出塁し、代打・福永裕基選手が中堅手の頭を越す二塁打。

カウントは3-2。自動スタートの場面で、ホームに生還することができませんでした。


前日は5回に代走を送っていたが・・・

前日の試合では、0-1の5回表に宇佐見捕手に代走を送り、次打者の一打で生還できる態勢を整えました。

試合中盤で積極的な采配をみせましたが、結果的に得点には結びつかず。

そのことが影響しているのか、この日は試合終盤にも関わらず代走を送ることはしませんでした

福永選手の打球は、フェンスに当たって大きく弾みました。

仮に代走に尾田剛樹選手を起用していれば、ホームに生還できるタイミングのようにみえました。

4-3にできた場面で、4-2のまま。悪い流れが乗り移ったのか、直後の守りで致命的なミスが起こり、試合を決められました。

勝利の女神が逃げていく采配

4-3になったとしても、試合に敗れていた可能性はあります。恐らく、祖父江大輔投手が登板する流れも変わらないです。

ただ、最善を尽くしたかといえば、疑問が湧く采配でした。

ベンチには加藤匠馬捕手も山浅龍之介捕手も控え、前日のように加藤匠捕手を代走に送り、そのまま守備に就いてもらう采配もできました。

前日は早くも5回に代走を送り、この日は7回に代走を送らない。

勝利の女神が逃げていくことも理解できます。

立浪監督の進退に関わる

交流戦は7勝11敗の借金4で終了。同一カード3連敗がなかったことは評価できますが、オリックスにしか勝ち越せなかったことは痛手です。

上位との差も開き始め、このままでは例年通りAクラス争いから脱落します。

このまま敗戦が続けば、立浪監督の進退にも関わります。この日のような采配では、自らの立場を危うくするだけです。

次戦はバンテリンドームで首位・広島戦。ミスを減らし、中日らしい戦いが戻らなければ、オールスター前に終戦ムードが漂います。

【参考サイト】


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