【中日ドラゴンズ】宝の山!?実績者ズラリの戦力外通告 竜に必要な2人の選手〜10月19日~
2023年、例年以上に大物選手が戦力外通告を受けています。
2000本安打まで残り72本の中島宏之選手(巨人)、2016年新人王の高山俊選手(阪神)、2018年セーブ王の森唯斗投手(ソフトバンク)など、名前だけをみれば、まだまだ活躍できそうな選手ばかりです。
ドラフト会議で有望な選手を獲得し、チーム力を厚くさせることができます。
しかし、指名順位、支配下、育成関係なく、彼らには共通してないものがあります。
それは、プロの経験です。
プロ入り前の選手のため当たり前の話ではありますが、ドラフトだけで補いきれない部分を強化するには、戦力外通告を受けた選手の獲得が有効になります。
第2次戦力外通告が残されていますが、現時点でドラゴンズが獲得に動くべき選手を考えます。
代打、内野のバックアップ
ドラゴンズの補強ポイント、プロ経験者が必要という両方を考えた時、浮かび上がるポジションが2つあります。
代打、内野のバックアップです。
ドラゴンズは今季、代打の切り札が不在で、試合終盤の反発力に欠けました。
リーグ優勝した阪神は、原口文仁選手が代打の切り札として活躍しました。一振りで流れを変える、得点を奪える打者がドラゴンズにも必要です。
現状、シーズン途中に加入した宇佐見真吾捕手が候補になりますが、ビシエド選手の状態によって、スタメンで出場する試合が多くなることが予想されます。
宇佐見捕手がスタメン出場することで打線に厚みは生まれますが、代打は手薄になります。
打撃・経験が生きる場所あり!
そこで考えられるのが、中島選手の獲得です。
中島選手は今季、わずか8試合の出場に留まりました。
リーグトップの打撃力を持つ巨人では出場機会に恵まれませんでしたが、しぶとく、相手に恐怖を与える打撃は健在です。
41歳と大ベテランの域に達し、引退の文字もチラつきますが、中島選手の打撃、経験が生きる場所がドラゴンズにはあります。
決して小さくはなかった穴
内野のバックアップも必要です。
昨季、村松開人選手、福永裕基選手のルーキーに加え、高卒3年目の龍空選手が二遊間で奮闘しました。
シーズン終盤はカリステ選手が存在感を示しましたが、京田陽太選手、阿部寿樹選手が抜けた穴は小さくありませんでした。
今季、経験を積んだ若手が来季も二遊間を務めることが考えられます。故障に泣いたルーキー・田中幹也選手も帰ってきます。
ただ、故障や大きな不調など、今季のようにバタバタする可能性は十分に考えられます。
そこで、二遊間を守れる選手が必要になります。
ドラフトで補強することも必要ですが、今季の繰り返しになる可能性があります。
ある程度、プロで経験を積んだ選手の方がチームにフィットします。
あの戦力外通告のツケが・・・
候補は、阪神から戦力外通告を受けた山本泰寛選手です。
今季は1軍出場がありませんでしたが、内野の複数ポジションを守ることができます。
2022年は二塁で59試合、遊撃で5試合に出場しています。他にも、一塁で16試合、三塁で15試合と万能ぶりをアピールしています。
年齢も30歳と、まだまだ活躍が見込めます。
若手を中心に起用するとはいえ、山本選手のような堅実かつ万能な選手が必要です。
昨年、三ツ俣大樹選手(現ヤクルト)に戦力外通告を行ったツケがきています。
フロントの本気度問われる
ドラフト、FA、新外国人選手と、補強の行い方はたくさんあります。
その中で、戦力外通告を受けた選手を獲得することも、チーム力をアップさせるために必要な手段です。
未来を彩る主力を作ることと同時に、チームを支える選手を獲得する。
来季、絶対にAクラス入りしなければいけない立浪監督にとって、これほど恵まれたオフシーズンはありません。
資金面も、FA市場に参戦するよりは、財布が痛まずに補強することができます。
言い訳ができない状況の中、フロントの本気度が問われます。
【参考サイト】
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