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【中日】ソフトB・廣瀬隆太選手がヒントに? 竜打線と有望株が上昇するために必要なもの ~6/5~

◇6月5日 ソフトバンク5-1中日(バンテリン)

理想の攻撃をみせられたような、ソフトバンクの強さを改めて思い知らされました。

悪夢は0-0の2回表、2死走者無しから。柳町達選手が追い込まれながら四球を勝ち取ったところから試合が動きました。

0-1の3回表には、先頭打者への四球とエラーを見逃してくれず、一挙に4失点。中日打線の状態を考えれば、試合序盤で勝利が遠のきました。

その中で、今後中日打線に活かせそうな打撃をみせる選手がいました。7番でスタメン出場した廣瀬隆太選手です。


持ち味消さず繋ぐ打撃

廣瀬選手はドラフト3位ルーキー。慶大時代、阪神の岡田彰布監督に並ぶ通算4位タイの20本塁打を放った長距離砲です。

打撃スタイルだけを考えれば、鵜飼航丞選手に近いものがあります。

そんな廣瀬選手がこの日、右方向に2安打。持ち前の粗削りなフルスイングは消さず、追い込まれてから後続に繋ぐ意識がみられました。

2回はチャンス拡大、3回は5点目となる適時打。前打者の柳町選手を含め、中日の先発・小笠原慎之介投手にダメージを与えました。

ソフトバンク打線に近づくヒント

近藤健介選手を終えてもなお、柳町選手、廣瀬選手が続く強力打線。中日打線も学ぶべきものがあります。

田中幹也選手がベンチ外となっている状況では難しいですが、機能しつつあった村松開人選手、田中選手、福永裕基選手の上位打線を動かさず、ディカーソン選手を6番で起用できれば、中日打線も爆発する可能性があります。

ディカーソン選手は2日のオリックス戦で本塁打を放った一方、今カードは2試合連続四球を選ぶなど、出塁する術を持っています。

クリーンナップを終えたところで、一発も四球も選べるディカーソン選手を固定できれば、この日全打席出塁した宇佐見真吾捕手、ようやく打率2割がみえてきた岡林勇希選手に繋ぐことができます。

2回裏、2死走者無しから宇佐見捕手と岡林選手が連打でチャンスを作った場面は、ソフトバンク打線に近づくヒントが詰まっていました。

持ち味引き出す采配と我慢

バンテリンドームにホームランテラスができれば別ですが、廣瀬選手のような打撃は、鵜飼選手やブライト健太選手が1軍で出場機会を得る手段の1つです。

持ち味を消さず、状況に応じた打撃もできる。

簡単ではありませんが、中日打線にも個性溢れる選手がいます。そこはソフトバンクと大きな差はありません。

プロ17打席目で初安打を放った廣瀬選手の爆発をみると、持ち味を引き出す采配と我慢が必要だと分かります。

【参考サイト】


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