【中日】1点ビハインドで勝野昌慶投手? 勝利への執念みえた立浪監督の采配とは ~4/14~
驚きと勝利への執念を感じる起用でした。
1-2で迎えた9回表。ビハインドではありましたが、マウンドには勝野昌慶投手が登場しました。
「8回の男」を務め、登板過多も心配される状況で立浪監督が下した決断。
先を見据えると心配ですが、勝利への執念を感じる熱い采配。この戦いが、秋にどのような結果になるのか左右します。
試合の流れを重視
ビハインドで勝野投手を起用した意図は、試合の流れを重視したい意向があったからだと考えられます。
先発・梅津晃大投手の好投、7回と8回にチャンスを作っていた流れを考えると、何が起きてもおかしくない状況でした。
9回裏の攻撃は、「4番」中田翔選手から。
阪神の9回表の攻撃は、「4番」佐藤輝明選手から。3者凡退で流れよく攻撃に繋ぐためには、頼れる投手の力が必要でした。
清水達也投手、齋藤綱記投手は連投中で、勝野投手に出番がやって来たと考えられます。
立浪監督が優先したもの
先を見据えれば、祖父江大輔投手、梅野雄吾投手という選択肢もありました。
勝野投手は14試合中、早くも9試合に登板。チームが6連勝中ということで、「勝利の方程式」の出番が増えることは仕方がありません。
1点差とはいえ、ビハインドの展開であれば休ませることができます。
レギュラーシーズンはまだ100試合以上も残っています。
立浪監督は、流れが良いチーム状態、勝利が転がってきそうな試合展開を優先し、勝野投手を起用したと考えられます。
秋に影響
今回の起用は、秋に影響を及ぼします。
もし、勝野投手が登板過多で故障すれば批判が集まり、このままAクラスをキープすれば好判断と称賛されます。
今季も勝野投手の存在は必要不可欠で、勝負の夏場に3連投を解禁することも予想されます。
リリーフ陣の顔ぶれが豪華とはいえ、勝野投手が離脱すればチームがグラつきます。
秋にどのような結果となっているのか。この日のような起用が、シーズン終盤に重要性が増してきます。
時間が経たないと分からない
今週は、3勝1敗1分と貯金を2つ作った中日。
4月1週は貯金を4つ作り、開幕カードのショックを完全に吹き飛ばしました。
次週は6連戦。そして、4月最終週は、GWに続く変則連戦が組まれています。
スタートダッシュを成功させ、秋に笑って終わることができるのか。
時間が経たないと分からない答えを探す旅が、この日スタートしました。
【参考サイト】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?