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【中日】高橋宏斗投手VS坂本勇人選手が決め手に? 7勝目を挙げた要因とは ~7/19~

◇7月19日 中日1-0巨人(バンテリン)

中日の先発・高橋宏斗投手が8回無失点、12奪三振と圧巻の投球をみせ、勝利に大きく貢献しました。

試合前時点で首位に立っていた巨人打線を4安打に抑え、三塁を踏ませない文句なしの投球。

巨人の先発は戸郷翔征投手。ロースコアの接戦になることが予想された試合で、1点を見事に守りきった高橋宏投手。

勝利投手になった要因は、8回の投球にありました。


試合の流れが変わる場面

先頭打者は6番・坂本勇人選手。

下位打線へと繋がっていく場面で、試合の流れが変わる気配をみせていました。

9回にR・マルティネス投手が登板することを考えれば、巨人にとってラストチャンスに近い攻撃。

坂本勇選手が出塁すれば、代打や代走を起用して揺さぶることができます。

巨人は7回まで選手交代がなく、豊富に手を打てる状態。

高橋宏投手の球数は100球に迫り、イニングの先頭が出塁するか否かで、試合の流れが大きく変わる場面でした。

泉口友汰選手の打席を考えると・・・

両者の対戦はフルカウントまでもつれこみ、8球目に決着。高橋宏投手が辛抱強くストライクゾーンに投げ込み、遊ゴに打ち取りました。

もし、安打や四球を許していれば、その後の状況によって継投も視野に入る場面。巨人とっておきの代打や代走が登場し、試合をひっくり返されても不思議ではありませんでした。

この日、8番でスタメン出場した泉口友汰選手が、高橋宏投手に対して内容のある打席を重ねていました。

第1打席は9球粘って三振、第2打席は当たりのいい中飛。得点圏で泉口選手を迎えれば、嫌な雰囲気が流れていました。

結果、2死走者なしから泉口選手に安打を浴びた高橋宏投手。坂本勇選手の出塁を許していれば、勝敗は分からなくなっていました。

真の勝負

チームは2回に細川成也選手のソロ本塁打で先制したものの、追加点を奪える雰囲気はありませんでした。

1点を守り切るしかない状況で迎えた試合終盤。8回に坂本勇選手を打ち取り、未然にピンチを防いだことで勝利に大きく近づきました。

高橋宏投手と戸郷投手による見事な投手戦。

結果的に勝敗を分けたのは2回ですが、真の勝負は8回に潜んでいました。

【参考サイト】


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