見出し画像

お手本は目の前に?期待の若竜・上田洸太朗投手の明るい未来

 高卒2年目の今季、育成から支配下選手登録を勝ち取った上田洸太朗投手。20歳にも満たない若竜が6月1日、プロ2度目の先発マウンドに向かいました。

 対する相手投手は楽天のプロ14年目左腕・辛島航投手。技巧派左腕対決に注目が集まりましたが、上田投手は3回で降板。同じ日に先発した辛島投手を見て、自身の明るい未来を想像した一日になったのではないでしょうか。

全てが経験に

 今季2試合目の登板。それは上田投手、辛島投手ともに同じでした。違うのは年齢と実績。この日は実績ある辛島投手の技を魅せられました

 奥行きのあるチェンジアップと曲がりの大きいスライダー、カーブを操り、130㌔台の直球で抑えていく。まさに、上田投手と同じタイプの投手です。しかし、上田投手は3回2失点で降板し、辛島投手は6回途中まで無失点に抑え、勝利投手になりました。

 上田投手の将来像とまではいかないかもしれませんが、確実にこの日の辛島投手の投球は、今後のプラスになったはずです。全てが将来のための経験値となっています。

四死球の差

 この日、上田投手と辛島投手の明暗を分けたのは四死球でしょう。辛島投手は無四球だったのに対し、上田投手は西川選手に2四死球を与え、いずれも得点に結びついています。まさに、四死球が明暗を分けたと言って良いでしょう。

明るい未来へ

 ただ、制球を気にするあまり、大胆さを失ってしまえば投球が小さくまとまってしまいます。上田投手はまだ19歳。今は1戦1戦経験値を蓄え、自分の好きなように投球してほしいと考えています。そして経験と投球術がマッチした瞬間、上田投手は竜を引っ張っていることでしょう。

【出典】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?