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【中日】板山祐太郎選手支配下の意図とは? チーム編成に疑問生じる昇格劇 ~5/5~


中日・板山祐太郎選手が、支配下登録されると報道がありました。

今季、阪神から加入した板山選手は、右肘を手術していた影響もあって育成契約。プロ9年目、通算137試合出場の実績があり、実力は支配下クラスでした。

このタイミングで板山選手を支配下登録したメリットとは。そして、チーム編成に関する疑問について書いていきます。


支配下登録のメリット

板山選手を支配下登録するメリット、それは作戦の幅が増えるからです。

板山選手は外野手登録ですが、直近の2軍戦で三塁、一塁を守るなど、内野の複数ポジションをこなすことができます。

限られたベンチ枠の中で、複数ポジションをこなせる選手がいることで、代打や代走を思い切って起用しやすくなります。

現在の1軍にも、カリステ選手、山本泰寛選手などが複数ポジションを守ることができ、作戦の幅を広げています。

板山選手1人で何役もこなすことができ、試合終盤や延長戦で輝きを放ちます。

気になる投手陣の状態

一方、気になるのがチーム編成です。

以前投稿しましたが、ここ最近の中日は先発陣が崩れ、リリーフ陣の負担が増しています。

過度な起用により、故障や不調に陥る可能性があり、投手陣崩壊の足音が聞こえています。

その中で、投手を補強せず、野手の板山選手を支配下登録。

これで、残りの支配下枠は2つ。トレードの可能性もありますが、岩嵜翔投手、松木平優太投手、岡田俊哉投手、近藤廉投手と、2軍で結果を残している投手の支配下枠が1つ減りました。

実績があり、信頼できる投手陣とはいえ、故障や不調に陥った時の対策が取りにくい状況となっています。

同タイプの選手が渋滞

同じタイプの打者が渋滞しているという問題も発生します。

板山選手は右投、左打。長距離砲というより、安打を積み重ねる巧打者タイプです。

現在、左打の巧打者は大島洋平選手をはじめ、岡林勇希選手、三好大倫選手、尾田剛樹選手の1軍メンバー。加えて、上林誠知選手や後藤駿太選手など、似た個性を持つ選手で渋滞しています。

板山選手は上記の選手にはない、内野も守ることができるという個性があり支配下枠を勝ち取りましたが、チーム編成に疑問が残ります。

左打の巧打者が不在という状況ではなく、他に補強すべきポジションがある中での昇格劇です。

【参考サイト】


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