葬儀場でのサプライズ~こんな葬儀社さんだったのです


今日は、父の誕生日。

買ってきたケーキ生地にホイップクリーム、お供えでいただいたイチゴで

バースデーケーキを作ってみた!と言うと、いい娘っぽいが、

今まで誕生日のお祝いなんてしたことない。

なのに、なぜケーキかというと?!


出棺のとき

葬儀の時、式場から出棺の準備をする際、これが死者に触れる最期なので、どんな家族でもつらくて泣けてくるひと時。

それはうちも同じだった。家族みんなでお花を満たし、いよいよフタを閉める前。

式場の担当者の方から

「お父さん、×月×日がお誕生日ですよね。もう少しだったから、きっと生きて迎えたかったと思います。
私たちから何かお父さんにプレゼントできないか考えたのですが、甘いものがお好きだとのことで、ケーキをご用意しました。
おめでとう、とみなさんで入れてあげてください」

というサプライズが!!

その瞬間、場がふわっと明るくなごんだんですね。

そのケーキには「おめでとうございます」の文字入りプレートまでありました。

「パパおめでとう!ありがとう」

「おじいちゃんおめでとう!」

そう声をかけながら、ケーキをおなかのあたりに置きました。

寂しくて切ないながらも、お祝いと感謝の場に変わり、そしてそっとやさしく棺のふたを閉めることができました。

こんな気の利いた気配りができる葬儀場、担当者の方には本当に感謝です。

きっと毎回、どなたのご葬儀でも何かしらのプレゼントはなさっておられると思うけど、父のことを考えて品を選んでくださったセンスや思いに感動したのです。

もちろん、お仕事と言えばお仕事だけど、それだけでなく、人としての「思い」「感情」にどれだけ大切にできるのか?

それが、感動を超える感動を作り出すのだと思います。

「感動」って感情が動く、と書きますよね。

感情が動く・感情を動かすためには、そもそも「感情」とは何か、を知らないとできないんですよね。

どれだけ死者の生前の姿に思いをはせるのか?

どれだけ家族の悲しみに寄り添えるのか?

いいお見送りをしたいという家族の気持ちにどう応えていくのか?

これ、すべて感情がわからないと、無理。

そして、

感情を動かすことが、お客様(この場合私たち)の高い満足度につながる。

これはきっとサービス業の基本なんでしょうね。

葬儀が終わってからも、あそこの葬儀場を選んでよかったね!あの担当者さんでよかったね!

と家族や親族とも話しました。

そして私も妹も、人に「あの式場でよかった!」と話題にする。これが口コミなんですよね。

口コミあるところは、「感動」=感情が動いた体験がある。

だから、ビジネスでも感情はおろそかにできない要素、なんだと思います。

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